ある時の話し
鈴木は、横浜駅西口地下で
オリックスレンタカーを借りた。
もちろん「軽自動車」だ。
燃費が良く、高速道路では
一般車の80%の高速料金で済むから。
この時は、確か、大谷の採石跡を周って
足尾銅山に寄り、足利で宿を取った。
翌日は、富岡製糸場に立ち寄り
南下して秩父へ。
長瀞峡をちょっと見て
秩父駅前にある秩父神社を散策。
そこから山奥にある三峯神社へ行った。
この神社。
秩父市内からかなり遠い。
標高1,102メートルの高台にあった。
車を使っても、「遠い」と感じるのだから
車が無かった時代
この三峯神社へ行くのは
難儀したことだと思う。
それにしても、
比叡山、高野山、身延山、羽黒神社
湯殿山、富士山、戸隠
いずれも、有名な「祈願」スポットだが
行きやすい場所ではない。
ある説によれば、、、
これらの寺社仏閣を建てた人は
まぁ~偉い人だとは思うが、、、
わざと、人が行きにくい場所を
選んだに違いない。
「ご利益」(ごりやく)を得るためには
それ相応の「代償」を要求したのだと思う。
「代償」なくして「成功」は
ありえないと、固く思っていたのかもしれない。
ホントのところは
鈴木のような凡人にはわからない。
この神社、、、
秩父山系では最も高いところに
あるのだろうか、、、
眺望が素晴らしい。
車で、時間とちょっとのガソリンを使って
来た鈴木でさえも、「そう」思うのだから、、、
歩いて、この三峯神社に
来た人の感動のレベルは
鈴木ほどじゃないだろう。
これから、秩父から山梨へ抜けたのだが
県境のトンネルは非常に長かった。
と、いうより、、、
トンネルの前で工事を行っていたのだが
車から前を望むと
そこが断崖絶壁なのです。
(ここで、地震が来たら、おしまいだ)と、
思いました。
奈落の底へ、ずどんかと、、、
無事、何事もなく山梨県へたどり着き
フルーツロードを順調に走りながら
右手に甲府市を見る。
これで、今回の旅は終わり。
興奮を押さえつつ、帰ろうと
ナビに横浜オリックスレンタカーと入れる。
すると、出てきたのが、、、
中央高速に乗って、東京まで行って
そこから第三京浜に乗って
帰りなさいと出てきた。
(かなりの遠回りになるぞ、、、)
鈴木は、そんなことはあるまいと思い
ナビの指示を無視して、、、
相模湖で下りるルートを選んだ。
その結果は、あなたの想像通り、言うまでもなく、、、
相模原で、大変な渋滞に出合いました。(涙)
追伸
その後、「位置情報」なる本を見て、、、
今のナビは、昔と違って
精度は抜群に「違う」ということを知りました。
結論
ナビには従った方がいい
と、いうことですね。(*^_^*)
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