80代の女性。
この方の主訴は、「右ひざの裏」が痛い。
ここで、ひざの痛みについて
若干、基本的なことを書いておく。
まず、一番重要な点。
それは、、、
「ひざが痛いのは
ひざが本質的に悪いのではない」と、言うこと。
「鈴木さん、ひざが痛いのは
ひざが悪いからでしょ。
お医者さんへ行っても
ひざの関節が加齢のために
すり減っているから、って言われますよ」
ここで、あらかじめ断っておきますが
ドクターの診立てと、鈴木の見方は
見ている角度が違う、と言う点です。
確かに、レントゲンでは、、、
ひざの関節がすり減っているように
見えるのだと思う。
ただ、鈴木は「そこ」を
見ているのではなく
ひざが定位置に保たれているか
どうかを見ているのです。
保たれていれば、
ひざが痛いことは無いです。
ちょっとだけ言うと、、、
ひざを定位置に保っているのは
簡単に言うと、4つの筋肉。
・太もも
・脚の裏
・脚の外側
・脚の内側
※厳密に言うと、難しくなるので
今日は省略
この4つの筋肉のバランスが
保たれていれば、、、
ひざは定位置に保たれ
「痛み」は起きないのです。
追伸
と、今までのことを
この80代の女性に説明しても
まあ~わかってもらえないのです。(涙)
そのため、「●●さん、痛い箇所にだけ
蒸しタオルをしてください」と指導するわけです。
でも、ある時、、、
「●●さん、蒸しタオルを
痛い所にだけ当てるように言いましたが、、、」
すると、、、
「先生の言うように、蒸しタオルをやっている。
あれは、気持ちがいいもんだねぇ~」
「そうですね」
「だから、ひざの裏に当ててから
次に腰に当てて、その次に肩にやっている」
「・・・・・・」(涙)
と、言う具合に、、、
指導したことが「正確」に
伝わっていないことがあるのです。(涙)
蒸しタオルを当てるのは
あくまで1箇所です。
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