(ん~ん、思ったほど、おいしくない)
と、思ったのは
今から、30年ほど前のこと。
※奈良の茶がゆを初めて食べた時のことです
当時は、まだT海上の
特別研修生であった。
この会社は、本社は
神田駿河台にあるのに
なぜか1年に1度
大阪の千里にある研修所で
講座を受けさせるという
太っ腹な会社であった。
※バブルの時代だったからね
それに、便乗して
鈴木は、前の日から
大阪に行って
講座までの1日を楽しもうと
前日から、関西へ、
行くことにしたのだった。
新幹線か?(近鉄に乗り継ぎ)
長距離バスか?(直通)
どうせ行くなら、今まで
しなかった事をしようと決め、
横浜から奈良に行く
夜間の長距離バスを選んだ。
なぜ、奈良だったなのか?
よくわからない。
きっと、大阪は、怖い町の印象が
強かったのだと思う。
それを決める時に、
着いたその日に
宿泊する宿も決めた。
奈良公園の際にある木賃宿。
『日吉館(ひよしかん)』
食事は出ない、素泊まり。
歌人、俳人、文学者が
好んで宿泊したことで有名。
※宿の裏が奈良公園なので
風が吹くたびに「ひゅ~」と
唸っているようで怖かったです。
また、朝、奈良に着いたら
朝一で奈良駅で
有名な茶がゆを食べようと。
※鈴木は、基本的に、
80%、事前に予定を立てて
動くタイプです。
今、考えると
どうやって決めたのかは
わからない。
※今ほど、ネットが
進んでいなかったのです。
夜間の出発ほど、
旅ごころを湧きたてるものはない。
横浜駅東口にある
YCATからそのバスは出発した。
わくわくしたのを、よく覚えている。
朝、6:16、予定より早く
近鉄奈良駅前に着いた。
行こうと思っていた
茶がゆのお店はすでに開店していた。
「茶がゆを下さい」
「はいっ、かしこまりました」
追伸
20代の精力あふれる
青年にとっては
茶がゆは朝食としては、
そぐわなかった。
味は淡白だし
薄い味付けだし
肉もないしね
だから、今、思うのだろうけど、、、
この歳(30年後)になって、
横浜から奈良へ
長距離バスに乗って
このお店の茶がゆを食べたら
どう感じるのだろうか?と、、、
それを思うと、
それは、なかなか面白いと
思うのだけれど、、、
きっと、しないと思うなぁ~。
だって、もう長時間のバスに
乗りたいと思わないものな。。。
それを「老化」というが、、、(涙)
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