今日は、
長年、通って下さっている患者さんの
紹介の方の話しです。
女性。20代。
主訴は、肩こり、首こり。
仕事は、前屈で指先を使う仕事。
「実は、ストレートネックって
言われているんです」
「そうですか、、、
(と、言いながら、、、
頸椎を指で持って確認しながら)
頸椎の3番、4番が
少し硬く凸しているから
ストレートネック気味ではある。
事実は事実として
認識はするが、、、
ちょっと、話しは飛ぶが
このように、レントゲン写真で
証拠として実際に見せられると、、、
漠とした不安が起き上がる。
「(私)どうなるんだろう?」と。
そこへ、テレビの健康番組で
よく使われる「手遅れ」なる最強のことばを
運悪く、目にしていれば、、、
不安が不安を呼ぶのです。
でも、ここで、よ~く冷静に
考えて欲しいのですが、、、
・そこに参加している
ドクターの見解が同一ではない
・誰でも起ることなら、
ニュースにはならない。
レアケースだからニュースとして
ばかなマスコミが、わざわざ取り上げる
価値があるのだと喝破したのなら、、、
そんな不安は起らないのです。
(でも、まぁ~難しいか?)
※それほど、現代の人は
マスコミに洗脳されているのです。
こんな時、整体指導者として、
まず、やるべきことは、、、
世間ではそんなことも
あるかと思いますが
●●さんには、関係がないことと
思って、もらわないといけない。
しかし、実際には、先ほど確認した
頸椎3番、4番の異常もあるので、、、
「●●さん、、、
お仕事で疲れると、耳の問題
鼻の問題が出るかもしれませんね。
でも、ストレートネックですが、、、
息を吐いた時にレントゲンを映されると
ストレートネックのように映るから、、、
たまたま、「そう」
だったじゃないんですか?」
「(たまたま)・・・・・・???」
「もし、そのストレートネックに
問題があれば、ドクターは、
何かしらの処置をすると思うけど、、、
それは、なかったんでしょ」
「そうです」
「それなら問題がないと思うけど。
(間)
また、仮に、実際に
ストレートネックで
問題が生じていたら
手や足が、しびれたりするけど、、、
それは、ないんですよね」
「ありません」
「なら、ストレートネックが問題というより
違うところが原因だと思います」
「そうですか」(声音が明るくなった)
ここで、ふたつ確認をした。
・疲れると耳や鼻に問題が出る
→後で知ったことだが、めまい、鼻炎があるらしい
・手や指、足がしびれていないので
頸椎には問題がない
→頸椎4番をほんとうに壊すと
「まひ」が起きる
そして、体を拝見すると
右の肩甲骨がかなり
「外」へいっている。
・右腕、右指先の使いすぎ
・湿気によるもの
それで、再度、聞いてみる。
「●●さん、肩こり、首こり
冬と夏とでは、
どっちの方がきついですか?」
「ん~ん、、、
そんなこと考えたことないけど、
今時分が多いかなって感じがする」
この答えで、、、
湿気によって、右が落ちているところへ
お仕事の関係で右手、右指を
酷使したために、主訴が
ひどく出たのだろうと判断する。
追伸
あとは、落ちた右の肋骨を上げること
骨盤の調整をするだけだ。
骨盤を上げておかないと
上げた肋骨が下がるから。
ここで断っておきますが、、、
この会話は、すべて
施術しながらなのです。
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