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2日ぶりです。
今日のブログは、
明治大学教授の
堀田秀吾さん（言語学者）の
『最先端研究で導きだされた
「考えすぎない」人の考え方』を
読んで書いています。
＜「何事もポジティブシンキング」は間違っている＞
→いきなりですね～（苦笑）
ん～ん、にわかに信じがたい。
それで、先を読み進めてみると
＜もちろん、ものごとを
ネガティブに考えるよりも
ポジティブに捉えられたほうが
都合のいいことは多いのですが、
必ずしも「ポジティブシンキングがいい」とは言えません＞
→ポジティブに捉えられたほうが
「いい」ことが多いが、、、
100％「そう」と言えるかというと
そうとも言えないらしい。
その証拠に、ミシガン州立大学のモーザーらは、
「ネガティブな人に前向きなことを
言うと逆効果になる」という研究を発表しています。
ふむふむ。
それを立証するかのように
以下の実験を行ったらしい。
その実験ではまず、参加者に自分が
・「ポジティブ思考」
・「ネガティブ思考」
か、自己申告をしてから行ってもらいます。
これは、あくまで自己申告だそうで
他人から見て、あの人は、
ポジティブだよね、
ネガティブだよね、
と、言うことではないらしい。
そのうえで、、、
「男が女性の喉にナイフを突きつけている」などの
ショッキングな映像を見せるのですが、
これらをできるだけポジティブに
解釈するように指示します。
話しは飛ぶが、、、
ポジティブ思考の鈴木なら、
こんなことを瞬間に思い浮かぶ。
・仲の良いペア同士のお遊び
・映画の中での架空のこと
・本物のナイフではなく模造ナイフ
などが思い浮かぶ。
話しを戻して、、、
その後、この映像を見た参加者の
脳の血流の反応を調べる。
すると、、、
・ポジティブ思考だと自己申告した人たち
→血流には特に大きな変化は無い
・ネガティブ思考だと自己申告した人たち
→血流は大きく反応し、非常に早くなった
つまり、あれこれ考えて、
脳が高速回転しているような状況。
この状況は、パニック状態と言うこと。
この結果を受け、血流の早くなった人たち。
（＝ネガティブ思考だと自己申告した人たち）に
「もっと前向きに考えて！」と指示をします。
（ん～ん、当然、血流は穏やかになるでしょ）
ところが、、、
ネガティブ思考だと自己申告した人たちは
血流がゆるやかになるどころか、
より早くなってしまったそうです。
追伸
同じ刺激を外から入れても
受け取る側の事情により
「結果」はまるで違うのです。
こちらが「良かれ」と思って
励ましの言葉を掛けても
ネガティブ思考だと
自己申告した人たちには、、、
かえって血流を速くし
パニック状態に陥らせるのです。
人間の心の奥はとても複雑で
マニュアルが通用する世界では
ないようですね。
参照：明治大学教授の
堀田秀吾さん（言語学者）
『最先端研究で導きだされた
「考えすぎない」人の考え方』
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