50代の男性。
のどが詰まると言っても
人それぞれ違うもの。
・鎖骨がある周辺
・鎖骨から上
・鎖骨から下
が、詰まるかによって
対処の仕方は変わる。
また、その理由も違う。
患者さんのケースに合わせて
その方にあった操法、人体力学体操を
組み立てていかねばならない。
「●が、悪い人は、、、、
△をやればその症状は改善します」
と、言う、マニュアル的なやり方では
臨床の現場では通用しない。
なぜなら、人の体は、、、
ほんとに1人1人、違うからだ。
基本的なことは
キチンと押さえた上で、、、
そこから、少々「勘」を働かせることが
とても、重要になってくるのです。
つまり、習ったことの範囲で
ある程度、場所を絞る。
そして、そこから
患者さんの体に合わせて
いろいろ工夫することが
大事になってくるのです。
話しを戻す。
患者さんが、のどが詰まると
おっしゃれば、、、
鎖骨を中心に上、下を診ていく。
すると、その中で何か
他の場所と違うところがある。
・内に寄らない
・硬い
・出っ張っている
その箇所が、のどが詰まっているところ。
そこへ、親指以外の
4本の指を当てちょっと開く。
そして、
親指が向かう先の背骨が
のどを詰まらしているおおもとの原因。
それさえ分かれば、
後は、その背骨と関係する
背骨を探していくのです。
追伸
この方の場合は、腰の骨の
腰椎2番だった。
つまり、腰椎2番が下がると
回り回って、のどが詰まる結果になるのです。
実際、腰椎2番を緩める操法をすると
のどの詰まりが、翌日以降に解消するのです。
整体指導者は、体を変えるのが仕事です。
しかし、体を根本的に変えるのは
患者さんの「内なる力」なのです。
それは、「深い睡眠」なのです。
※睡眠中には、体から
いろいろなホルモンが分泌されているとか
だから、井本整体には、、、
「即効で治しました。
私って凄いでしょ」
と、言う感覚はありません。
整体指導者は、そのきっかけを
作っているにすぎないのですから。
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