<(引退する直前の)
1978、79、80年と
自分で感じるわけです。
ボールを速く感じるとか
感覚と実際のズレがね。
いい時は一致している。
自分に向かって
ボールが進んできたとき
「はい、これいただき」
と思って打ったらいただけた。
出来ていた人間ほど
「あれ、なんでだろう」となる>
(読売新聞朝刊 10/5(土))
鈴木も、昔は、
「体力が衰えた」
ためだ、と、思っていた。
しかし、最近になって、、、
考えが変わった。
例えば、ここ
<ボールを速く感じるとか
感覚と実際のズレがね>
これって、よく考えてみると
おかしな表現だ。
ボールのスピードは
変わっていないのに、、、
王選手は、速く感じる、と言う。
つまり、相手の問題ではなく
王選手自身の問題なのだ
と、いうことがわかる。
王選手の、感じるスピードが
遅くなったのだ。
簡単に言うと「集中力」が
無くなってきた、と言うこと。
昔、井本先生は
「名人と普通の人の違いは
集中力があるかないかだけだ」
と、言ったことがあった。
その頃は、
(そんなもんかなぁ~)
ぐらいの認識。(涙)
でも、今になって思うと、、、
この「集中力」こそが
整体操法、人体力学体操の
一番「重要」な点かもしれない。
なぜか?
人間の体は、、、
王選手が打つボールより
数倍~数百倍、
速く呼吸をしているからだ。
※体の変調が起きると
さらに、呼吸のスピードは速くなる。
ここまで書いてきて、、、
もしかしたら、
鈴木は、とても大事な点に
気付いた感触がある。
追伸
鈴木は、本部道場の後輩から
「速い」と言われることが多い。
自分なりに「集中力」が
増したのだろう、と思っている。
でも、16年前に、、
初めて認定指導者試験を
受験した時のこと。
その当時の先輩方である
試験官全員に、、、
「鈴木さんの技術は雑で荒い」(涙)
と、言われた。
先生からは、
「鈴木君、みんなが
そう思っているってことが大事だね」
※先生の言葉は
とにかく中に入ってくる
あれから、16年経って、、、
雑で荒かった部分が
幾分、解消された感があるのだと思う。
何事も「時間」が掛かるものだ。
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