井本整体の
ある講座でのこと。
鈴木は、、、
人体力学体操の練習を
していた2人の横に座っていた。
どんな体操をしていたかは
覚えていない。
しばらく見ていたが、、、
手助けが欲しいように
感じたので、声を掛けた。
「もう一度、やって
もらっていいですか?」
「はい」
「手順は正しいと、思います。
でも、途中から、
相手がきつそうでしたね」
「・・・・・」
「もっと楽にやったら
どうですか?」
「・・・・・・」
「例えば、こんなふうに、、、」
と、言いながら手を貸す。
「えっ、これで、いいのですか?」
「これの方が楽だと思うけど、、、
(体操の受け手に)
こっちの方が楽じゃないですか?」
「はい」
人体力学体操の指導は難しい。
何が、難しいかと言えば
「相手に合わせること」に尽きるから。
と、ここまで書いて
思い出したことがある。
それは、
7、8年前のこと
鈴木は、、、
井本整体の講座が始まる前に
『大の字体操』を行っていた。
この『大の字体操』98ページ
鈴木のように、
肩甲骨が開いている人には
なかなか難しい体操だ。
基本通りに、、、
両手のひらを外に向けて
行ってみるが、
ポイントとなるべき背中に
力が行かない。
右の肩甲骨が
外に開きすぎているため
右手のひらを外に向けると
右の肩で力が止まってしまう。
そんな時、L先生が
「鈴木先生、
それってキツくないですか?」
と、声を掛けてくれた。
「キツいです」
「(それだと)ポイントである背中も
刺激されないですよね」
「はい」
「右の手のひらを
内に戻したら、いいと思いますけど」
「えっ、、、
内に向けていいのですか?」
「えっ、、、
楽なようにやったらいいですよ」
「それで、いいのですか?」
「だって、ポイントは、、、
肩では無く、背中ですからね」
「・・・・・・」
追伸
鈴木は、このL先生から
様々なことを学びました。
人体力学体操でも
形にとらわれず
目的とする箇所に
焦点が集まり
その結果、その箇所が
緩めばいいのです。
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