両肩に、ふと手を置く。
両肩が、異常に緊張しているのが、わかる。
(この両肩の力をまず抜かなくては、
操法の組みたても難しい)と、感じる。
こういう時は、肩と密接な関係にある
股関節を緩めるのが常道である。
仰向けになってもらい、
股関節を緩めに入る。
しかし、それも硬くて難しい。
仕方ないので、、、
股関節を覆っている
お尻の筋肉を緩めに入る。
がに股体操の要領で
ひざを曲げて外から内へを
3、4度繰り返す。
少し緩んだのが手の感覚でわかる。
その後、股関節の調整に入る。
左が硬い。
そういえば、左の肩の緊張が
右の肩より酷かったことを思い出す。
うつぶせになってもらい
左の股関節の周囲を観察する。
その際、硬くない右側の股関節と
比較するのは鉄則だ。
すると、左の股関節の
仙骨寄りの箇所の動きが無い。
そこを左手で捉まえ
右腕の脇で相手の左脚を抱え
引っ張ったり、緩めたり
左右にしたりすると
ようやく、その箇所の詰まりが
緩んですき間ができてきた。
追伸
その後は、そこと関係する箇所を
調整していくのです。
操法終了後、
「今、座った感じはどうですか?」と聞く。
「楽だ」とのこと。
気になったところを全部やらずに
一番気になったところだけを操法していく。
それが、遅道のようで
かえって一番の早道になるのです。
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