このタイトル、正確に言うと、、、
トスカニーニの指揮は速くて、
フルトヴェングラーの指揮はなぜ遅いのかです。
この2人のことを知らない人も
いらっしゃるかと思いますので
少しだけ説明します。
・トスカニーニ(イタリア人)
1867~1957
・フルトヴェングラー(ドイツ人)
1886~1954
2人とも、19世紀から20世紀に掛けて
音楽の歴史に名を残す偉大な指揮者。
実際に、鈴木も、2人が指揮する
ベートベンの交響曲の5番を購入して聞いてみた。
『運命』ですね。
そして、聞いてみると、、、
トスカニーニは速い
フルトヴェングラーは遅い
と、感じるのです。
トスカニーニは、作曲者の意図通り
指揮するのが指揮者の使命と言っています。
だから、作曲者の意図に従わない指揮者を
くそみそに批判しています。
そうだからと言って、、、
フルトヴェングラーが作曲者の意図を無視して
わざとゆっくり指揮しているかと言えば
そうでないとも言えます。
仮に、そうであったら、、、
フルトヴェングラーが偉大な指揮者であるとは
後世の人から認知されないでしょうから。
追伸
トスカニーニは速くて、
フルトヴェングラーはなぜ遅いのかではなくて
トスカニーニの頭の中では、
ベートーベン作曲の『運命』が速く聞こえている。
フルトヴェングラーの頭の中では、
ベートーベン作曲の『運命』が遅く聞こえている。
つまり、音の聞こえ方の速度が違うから
指揮する速度にも速い、遅いが生じるのです。
関連記事
- 2022.03.31
念忘解 - 2019.07.20
脳は「考える」ためにあるのではな「動く」ためにある - 2019.05.27
バルセロナに長くいると他のチームではやっていけない理由 - 2017.01.24
伊達公子46歳で現役復活とはね、びっくりしました - 2019.06.04
いいかげんな人 - 2019.09.03
プールの水温を冷たく感じる