海外ミステリー小説が
お好きな方なら、あぁ~あの、
ジェフリー・ディーヴァーの作品か、
とすぐにわかるだろう。
ちなみに、この本は、
日本で毎年、年末に発売される
『このミステリーがすごい2016年度版』で
海外部門1位に選出された。
※ジェフリー・ディーヴァーの小説は
『このミステリーがすごい』の常連である。
彼の作品が「売れる」ように
なったきっかけは
1997年、発表された
『ボーンコレクター』の映画化。
※デンゼル・ワシントン
アンジェリーナ・ジョリーのWキャスト
このブログを書く前にYou Tubeで
『ボーンコレクター』を検索したところ
アンジェリーナ・ジョリーが
幼なく、あか抜けていない。
今ほどの色っぽさはなく
人気俳優でなかったことに
気づかされる。
10年は長いものだ。
それ以降、
「リンカーン・ライムシリーズ」
「キャサリン・ダンスシリーズ」
や、単独作品でも
ニューヨーク・タイムズや
ロンドン・タイムズなどでは
ベストセラー作家リストの常連で、
25か国語に訳され
150カ国で読まれている、そうだ。
鈴木は、翻訳されているものは
全て読んでいる。
あなた「鈴木さん、どこがおもしろいの?」
鈴木「練りに練ったプロット。
ラスト5ページまで犯人、
真実がわからない
大どんでん返しに
ハラハラドキドキするのです」
(よく、こんなこと考えつくなぁ~}と
常日頃から思っていたのですが、、、
翻訳者が『スキンコレクター』のあとがきで
なぜ彼の作品は、ハラハラドキドキなのか
理由が書いてあった。
それは、
1年に1冊、本を上程する。
裏を返せば
この1冊の著作料と印税で
食べれるということ
だから、
そのうちの8か月を
プロット作りに当てるらしい。
(これだけ時間をかければ
いいものも書けるなぁ~)と、思った次第。
でも、
これは英語圏の作家で
あるからできる事。
日本語圏の作家で
作書くのにこんな時間を
かけられるミステリー作家はいない。
そんなことをしたら
食べてはいけないからだ。
読者としての厚みが違う。
英語圏と日本語圏とではね、、、
と、いうことで
『スキンコレクター』を読んだ。
1作を書くのにこれだけ時間が
かけることができれば、
日本の作家でも、同様のものが
書けるに違いないと思いつつ、、、
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