-井本整体横浜室-よしみ整体[鈴木好美]

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04.19 軍人ハンス・フォン・ゼークトの組織論

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今日のブログは過激です。

そして、整体とも
全然関係ありません。

それでも「読んでみよう」と思う
奇特な方だけ読んで下さい。


では、始めます。


まず、タイトルですが
いっけん「まとも」そうですが
そうではありません。


でも、こんなことを言った人は
かなり優秀な方です。


※ハンス・フォン・ゼークト

(1866年- 1936年)は 、ドイツの軍人。

参謀総長や陸軍総司令官を務め、
1920年代前半のヴァイマル共和国
軍最大の実力者として
「国家の中の国家」である軍の権威を確立した。

 

マネージメント(=組織管理)を
仕事とされて入る方は、、、

軍人ハンス・フォン・ゼークトの
組織論は一度は目にした方もいるでしょう。


簡単に言うと、こんなのです。

 

・頭の良い働き者は参謀にしろ

→ 理由は勤勉であるために自ら考え、
また実行しようとするので

部下を率いるよりは参謀として
司令官を補佐する方が良いといわれる。


※そこから派生して

今風で言うと
「普通のサラリーマン」に向いている

 

・頭の良い怠け者は前線指揮官にしろ

→ 1つは、怠け者であるために
部下の力を遺憾なく発揮させるため

1つは、どうすれば自分が楽をできる
(=軍隊としても)勝利を考えるため


※そこから派生して

今風で言うと
「起業家」に向いている。

 

・無能な怠け者

→ 総司令官、または連絡将校に
向いているとも、又は下級兵士。

理由は自ら考え動こうとしないので、
参謀や上官の命令どおりに実行するため。


※そこから派生して

今風で言うと
「兵士」に向いている。

 

・無能な働き者 

→ 理由は働き者ではあるが、
無能であるために間違いに
気づかず進んで実行していこうとし、

更なる間違いを引き起こすため。 


※そこから派生して

今風で言うと銃殺しろ。


と、、、

かなり手厳しい言いようです。(苦笑)


特に、「無能な働き者」に対しては
なまじ頭が働くだけに

そのメリットより
デメリットの弊害を
恐れているようです。

 


そんな時、こんな本の批評に
出会いました。

ちょっと引用します。

4/13(土)朝日新聞、読書


<名将の優れた戦術センスと弊害>

『砂漠の狐』ロンメル

 

北アフリカ戦線で圧倒的に
優勢な連合国軍を幾度も撃破し
砂漠の狐と恐れられた男。

ヒトラー暗殺計画への関与を
疑われて自殺を強要された悲劇の名将。

(中略)

ロンメルは自らの身を
危険にさらすことを恐れない
勇猛な指揮官で

敵の虚を突く優れた
戦術的センスを有していた。

だが陣頭指揮を好む
ロンメルのスタイルは

師団長クラスまでは
前線の状況を

掌握できるという
利点を有したが

彼が軍司令官、
軍集団司令官に
昇進すると弊害の方が大きくなった。

前線での独断専行は
後方司令部を混乱させ
補給軽視につながった。

 

ロンメルと言えば、、、

「名将」として有名ですが


「戦略」(=全体像の計画)の立案には向いていない

「戦術」(=個別計画)の実施に向いている


つまり、実践プレイヤーとしては最優秀。

しかし、トップの器ではない、ということ。

 

 


追伸
人は、すべからく
「役割」があるということですね。


※「いい」「悪い」の問題ではない。

善悪で判断することとは
本質的に違うことを理解してください。


人種の中で最も「リアリスト」である
ドイツ人、そして軍人が考える組織論ですから。

 

※日曜日のブログの投稿をお休みします。(涙)

 

 

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