「鈴木先生、いいですか?」
「はい」
「側腹を捻じる体操を
(患者さんに)行っているのですが、
うまく決まっている
感じがしないのです。
見てもらえませんか?」
「誰ですか?」
「生徒さんでは無いのです」
「じゃ~誰ですか?」
「これです」と言って
スマホの動画を
見せてもらった。
すると、、、
3人の女性が、
側腹を捻じる体操のシーン。
話しを聞くと、、、
個人的に行っている
人体力学体操教室での生徒さんらしい。
見た瞬間に
鈴木が思ったことは、、、
(この生徒さんには
側腹を捻じる体操は
難しいのではないか?)と言うこと。
※腰が強ばっていて
うまく捻じれていないように見える。
「なぜ、側腹を捻じる体操を
選んだのですか?」
「側腹を捻じる体操は
とても効く、と聞いたから」
※側腹は、整体で言う
急所中の急所。
この箇所が緩んでくれば
体は劇的に変わってくるのは事実。
だから、この体操を
選んだのは正解なのだが、、、
「でも、捻じり系の体操は
難度が高いですよ。
体が強ばっている人は
体を捻じること自体が
かなりキツイから。
ところで、この3人の
側腹の広さを確認しましたか?」
「・・・・・・」
「次の時は、側腹の広さを
必ず確認してくださいね。
もし、その箇所が狭ければ、、、
側腹を捻じる体操をする前に
横寝になって
肋骨を挙上する体操をして
側腹を広げてから
行うといい思いますよ」
「なぜですか?」
「肋骨を上げることで
側腹が緩むから」
「なぜ、そうなるのですか?」
「側腹は、肋骨と腰を
結んでいる筋肉ですから。
肋骨を上げることで
側腹に余裕ができる。
筋肉に余裕ができたところで
本来の目的である
側腹を捻じる体操をする。
追伸
つまり、緩めたい箇所が
硬直していれば、、、
いきなり、そこに
アプローチするのではなく
まずは、、、
その箇所を緩めることを考える。
緩んだ後、改めて、、、
側腹を捻じる体操をする。
そうすることによって
人体力学体操も
やりやすくなる。
やりやすくなると
人体力学体操もしてくれるものです。。。
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