70代の男性。
操法を終えて、ずいぶん体が
楽になったと言っておられた。
「でも、まだ杖が手放せないのです。
なぜですか?」と、聞かれる。
杖が手放せない理由も
1つではない。たくさんあるのです。
人間の生命は、複雑巧妙に
できているから、、、
でも、その方の場合は
背骨が硬いのが
特徴なのでこう答えます。
「●●さんの場合は、背骨が硬いから」
「・・・・・」
「背骨は体の中心にあります。
それが緩んでいて余裕があれば
左右にふらついても問題がないのです。
なぜなら、左にふらついても
背骨が支えてくれるから。
また、背骨の脇には
神経が通っているでしょ。
背骨が硬直することで
その神経の働きも阻害されるから」
「・・・・・・」
「だから、背骨が緩んでくれば
じきにそのフラフラ感もなくなり
杖が要らなくなるでしょね」
「・・・・・・」
追伸
この方の場合は、背骨が硬直が
主たる原因ですが、そうでない時も多いです。
※三半規管の問題とか、体の左右差とか
ですから、一人ひとり丁寧にお体を
診ていくことが重要なのです。
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