今日は、藤原正彦さんの
『国家と教養』を読んで
ブログを書いています。
※<>欄は『国家と教養』の本文
<ルネサンスにより、
千年間にわたり中国やイスラム国家に
遅れをとっていたヨーロッパが
劇的に変身をとげた。
すべての発端は、
千年近い中世の惰眠から
人々を覚醒させたギリシア古典だ>
→ 昨年、4/19に
観た映画『チャーチル』でも、、、
チャーチルはスピーチを作る際に
盛んにギリシア古典のキケロの著作から
引用して作り上げていた。
ただ、キケロは日本語読みで
映画の中では「シセロ」と言っていたが、、、
<ギリシア古典は、たかが古典だ。
それでも文学、数学、自然科学など、
古典から得た教養人が
人々の精神にコペルニクス的転回を与え、
世界史を大転換してしまった。
古典からの教養とは
それほどの力を秘めたものなのだ>
→ そのことに気付いたのが
今から5年前のこと。
遅きに失したことは
いかんともしがたいが、、、(涙)
それからというもの
『聖書』から初めて
さまざまな古典を音読している。
目に見える効果は感じないが、、、
5年前と比べて
骨太の人間になった感がする。
体の奥に「芯」が入った感じとも言える。
<手塚治虫はこう言った。
「君たち、漫画から
漫画の勉強をするのをやめなさい。
一流の映画を見ろ、一流の音楽を聴け、
一流の芝居を見ろ、一流の本を読め。
そしてそこから自分の世界を作れ」>
→ この頃、整体の勉強をしていても
いろいろな分野から関連したことを
抜きだして共通項を捉えることが
できるようになってきた。
また、その反対も然り。
その両方向の蓄積が、井本整体に対する
絶対的な信頼を裏付けている。
追伸
様々なことを勉強、吸収することで
ようやく近ごろ
点から点へと線が繋がってきたように
頓に(=とみに)感じる。
昔の人は言ったが、、、
知れば知るほど「底」が
見えなくなってきた。(汗)
この奥がわからない感じが
究極の「やさしさ」に形を
変えていくのだと強く思う。
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