ある患者さん。
男性、40代。
※ホントは、職業、生活スタイルを
書きたいのですが、、、
プライベートな微妙なところなので
これ以上は、書けない。
「ところで、どうされたのですか?」
「偏頭痛と、言うのですか、、、
何かあると左側の肩から首にかけて
たまにキリにでも突っつかれた
痛みがあるのです」
「それは難儀なことですね」
「はいっ、、、」(声が次第に小さくなる)
「病院には、行かれたのですか?」
「はい、行きました。
でも、異常は無いと言われました」
「でも、痛いんですか?」
「痛いです」
と、そう言う患者さんのお体を
拝見しながら聞き進めていく。
すると、、、
気になる箇所は
その方の場合
・左側の鎖骨の肩よりに近いところ
・左胸の下がり
・左の腰の下がり
が、顕著だった。
特に、左側の鎖骨の外は
下がっているためか、、、
指が入らない。
この箇所が異常の
「おおもと」であるかどうか?を
見極めるために、、、
ここと関連する箇所を
確認して「裏付け」を取っていく。
鎖骨の下の詰まりは、
左側の肋骨の「下がり」を示す。
仰向けにしてもらって
肋骨の下がりを季肋骨で確認する。
脇腹の下がりも併せてチェックする。
さらに、股関節、外くるぶしが
下がっているかを左右、比較しながら診る。
いずれも、一番初めに異常を感じた
左側の鎖骨の外の「下がり」を
裏付けるものだった。
後は、左側の鎖骨の外の「下がり」を
解消することを考えて操法していくのです。
なぜ、下がったのかは、、、
「お腹」を診ると、だいたい判別できる。
※「お腹」は、井本整体のキモの箇所。
「お腹」には、すべて出ているのです。
精神的なものなのか?
肉体的なものか?
しかし、人間は、そう簡単には
できていないので、、、(涙)
たった1つの理由だけで
この方が、左側の鎖骨を
落としたのかどうかは
正直なところ「わからない」
ここらへんの「精度」を上げるために
井本整体へ入門してから
21年目を迎えても
いまだに師匠にぴったりとくっついて
勉強しているのだが、、、
追伸
この方の場合、この鎖骨を上げたら
頭痛が解消したのだが、、、
違う方が来たら、「同じ結果」が
得られるとは「保証」が無いことがツライ。
※人によって「違うから」
そういう意味で、毎日
患者さんを診るのは
楽しい反面、きつい反面もある。
あぁ~生きている限り
「研鑚」あるのみなんだと
思う、この頃です。
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