先日、『 検察側の罪人 』を観た。
木村拓哉の演技に、正直驚いた。
「アイドル」という人種を
鈴木には、好きになれそうもないが、、、
やっぱり、世間様に認められる
その理由があるのだと思った。
あの『男はつらいよ』で
監督を務めていた山田洋次監督が、
以前に、『武士の一分』で
アイドルだった彼を主役に招へいした。
「彼には、高倉健のような
雰囲気がある」と。
確かに、あの映画は「よかった」
ある藩の藩主の
「お毒味役」であった彼が
毒に当たり、失明した。
その後、妻であった壇れいが
上司である男と懇ろになる。
それに復讐する話しだが、、、
「男気(=おとこぎ)」があって
何とも艶っぽいのだ。
この作品『 検察側の罪人 』でも、
随所に、その艶っぽいのを出している。
※やっぱり「スター」
(=光り輝く星)なのです。
映画は、「シナリオ」ありきと
鈴木は思うけれど、、、
主人公が「映えて」いないと
その「シナリオ」も活きてこない。
さて、いつも通りに
予告篇を貼っておくので
まずは見て大まかなストーリーを
頭に入れて下さいね。
続いて、、、
【キャスト】
わかりやすいように
整理してみる。
(検事側)
最上:木村拓哉
沖野:二宮和也
橘:吉高由里子
木村拓哉は、二宮和也の
司法修習生時代の恩師。
木村拓哉は、二宮和也を抜擢して
検事局刑事部へ引っ張る。
吉高由里子は、二宮和也を
サポートする検事事務官。
※生いたちが複雑な女性。
過去に、潜入ルポで名を上げた。
今回も、、、
この映画の中で「重要」なポジションだ。
(最上の友人)
丹野:平岳大(司法修習生時代:最上と同期)
現在は、最大派閥の領首の婿。
(被告人側)
弓岡:大倉孝二
松倉:酒向芳
(謎の男)
諏訪部:松重豊
・検事で高給取りでも、
タワーマンションに住んでいても
最上の「家族」はバラバラなままだ。
こんな状態では、「家(うち)」は
安らぎの場所にならずに
かえって、ストレスのかかる場所だ。
聞いた話しでは、、、
ドイツのサラリーマンは
定時に帰宅し、サービス残業も無いらしい。
そして、必ず「家族」と共に
食事を共にするそうだ。
それでいても、生産性は
日本より高いのだ。
これって、どういうこと?
日本のシステムは、
どっかおかしい、、、
・松倉役の酒向芳
不気味な役が「合っている」
ちなみに、彼は、、、
『上海バンスキング』を観て
感動したことをきっかけに
オンシアター自由劇場に入団。
役者のみで食えるようになったのは
50歳になってからだという。
・松重豊
今でこそ、映画、テレビ、芝居で
引っ張りだこの彼だが、、、
その昔は、Vシネマに
出ているぐらいだった。
覚えているのは、
清水健太郎主演のVシネマ
『雀鬼(じゃんき)』で、
九州弁丸出しの「プロ雀士」を
不自然に演じていた。
人生というのも
「おこがましい」が、、、
脚光を浴びるのは10代よりも
齢を取ってから
それも50代以降に
そのピークが来る方が
「いい」ように思うね。
※『ホームアローン』の子役の演技で
有名になったM・カルキンも
今では、重い麻薬中毒者になっていると
聞くからね。何とも痛ましいものだ。
追伸
二胡の音曲が映画を盛り上げる。
「いい音楽」は、映画では
欠かせなくなってきた。
やっぱり「映画」は、
総合芸術だと思う。
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