長年、よしみ整体に
通われている女性。
60代後半と、しておく。
「先生、この頃、
右手の中指が固まって
左手で伸ばさないと
元に戻らないのよね、、、」
「バネ指ですか?
それは、大変ですね。
●●さんは、昔から右手を
よく使っていらっしゃるからね。
10年前なら、
右手の中指の強ばり
→手首の硬直
→右手三里の強ばり
→肩峰(けんぽう)の詰まり
と、ぱっぱと連想が湧いて
その箇所を相手の要求
有り無しに、取っていたが、、、
今、言ったことは、
あくまで理論上での話し。
実際の臨床では
そうじゃないこともある、
と言うことが、、、
ようやくこの頃
実感としてわかってきた。
でも、基本的には、
そのラインを探っていくのですが、、、
必ず、左、右を
確認しないといけないのです。
人の体の使い方は、人それぞれ。
人の顔が、それぞれ違うように
人の体の使い方も違うのです。
この方の場合、、、
右手中指の硬直なのですから
本来なら、右の肩周りに問題があるはず。
でも、確認のために
両肩を抱くようにして
大きく両手で包み込む。
すると、相手の方が、
異常箇所を鈴木の手の中に
当ててくるのです。
もしくは、反対に、
「お休み」していて
反応しない箇所があるのです。
それを察知して、つかまえ
その箇所が目覚めるように
体操、もしくは操法していくのです。
結局、この方の場合
右肩の肩峰(けんぽう)が
詰まっているので、それを緩める。
操法の取っ掛かりを見つけたので
後は、そこと連動する箇所を探し出す。
そして、調整していくのです。
つまり、取っ掛かりの箇所を
見つけさえすれば、、、
後は、そこと関連する箇所を
やっていくだけなのです。
追伸
こんな話しをするのは
とても嫌なのですが、、、
開業まもない頃は、
過去の講義内容を
逐次、単語帳に書きだし
受付の見えない所に
貼り付けていました。(涙)
でも、単語帳に書かれているように
正確に操法しても
患者さんの体は
楽にはならないのです。(涙)
今なら、その理由は
わかるのですが、、、
そんな段階を一歩一歩踏んで
ようやく「ここ」まで、
たどり着きました。
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