-井本整体横浜室-よしみ整体[鈴木好美]

神奈川県横浜市保土ヶ谷区西谷町766-4ルミエール1階

04.29 『ウィンストン・チャーチル』40分の演説の準備に8時間

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先日、『ウィンストン・チャーチル』を観た。
 
 
さて、いつも通りに
予告篇を貼っておくので
 
まずは見て大まかなストーリーを
頭に入れて下さいね。 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
続いて
 
 
 
 
【スタッフ】
 
監督:ジョー・ライト 
 
 
 
 
 
続いて
 
 
【キャスト】
 
ウィンストン・チャーチル:ゲイリー・オールドマン
 
 
※この名演により、
第90回アカデミー賞で
主演男優賞を受賞した
 
 
 
舞台は、第二次世界大戦勃発から
8カ月後の1940年5月10日。
 
 
映画は、5月10日の就任演説。
 
そして、英国政治史上不朽の6月4日の演説。
 
 
この2つの演説を軸にチャーチルの人となりを
描いていくのです。
 
 
※ちなみに、、、
 
 
5月10日:ナチス融和派のチェンバレンの
後を受けて首相に任命された日。
 
 
6月4日:ダンケルク(フランス北部)で
孤立状態になっていたイギリス陸軍兵士30万人が
無事、イギリスに生還した日。
 
 
 
 
 
・彼は、22歳。初めて公衆の面前で
演説を始めてから、90歳で亡くなるまでに
約3,000の演説原稿を書いた。
 
演説の質は高い。
 
 
その理由は、、、
 
 
1、5千冊以上の本の読書
 
名宰相の議会議事録から歴史や漫画、
詩文、文学、科学、、、
 
 
 
2、並外れた記憶力
 
一般人の平均語彙数より
2倍半以上多い約65,000語を駆使
 
 
 
3、難解な官僚用語や意味不明な
婉曲表現を嫌った。
 
やさしい言葉を重視。
 
 
 
4、短い、パンチのきいた
単語や句を選び、
簡潔な文章を好んだ
 
 
古典文学を意識しながら
文章にリズムをつけ、
 
散文より詩的文章を書いた。
 
 
 
5、「才気煥発で、精力的で、頑固な人物」
 
 
この例のように、
名詞に形容詞3,4語をかぶせた。
 
 
 
6、演説に、ストーリーを取り入れた。
飽きないようにしたのだ。
 
人間はどういうわけか「物語」が好きだ
 
 
 
 
要するに、一般の聴衆の頭に
残るような演説に仕上げたのだ。
 
 
 
 
 
・相当の読書家であることを示すためか、、、
 
演説の草稿を書いている途中で
 
その演説の参考にしようと思ったのか
 
ギリシア時代の有名な弁論家である
キケロの著作を探し回っているシーンがある。
 
 
※ちなみに、日本語読みでは「キケロ」だが
英語読みでは「シセロ」だ
 
 
 
 
・朝からシャンパン、昼間にはスコッチ。
そして、葉巻きを吸う。
 
どう見ても「アル中」である。
 
イギリス国王陛下に謁見中にも
シャンパンを手放さない。
 
 
国王陛下が、「よく朝から飲めるな?」に
 
「訓練ですね」と一言。
 
 
 
 
・最も、びっくりするのが
G・オールドマンの変装ぶりだ。
 
メイキャップを担当したのが
日本人男性アーチスト。
 
今回のアカデミー賞で獲得。
 
チャーチルの雰囲気を捉えている
 
 
 
 
 
 
 
追伸
40分の演説の準備に
6~8時間かかったという客観的な事実。
 
 
それにしても、イギリス貴族の
学識の深さは凄まじい。
 
 
以前にも書いたが、、、
 
農業が発展、それが貧富の差を生んだ。
 
その結果、働かなくてすむ
「遊民」が生まれた。
 
それらが「貴族」となっていく。
 
そして、その彼らが余った時間を使って
勉強し、その蓄積が文化になるのだ。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
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