さて、今日の話は、
5年ほど前の時のこと。
井本整体に所属していた
S救急救命医にまつわるお話です。
その時、鈴木は、
井本整体の認定指導者ではなく
横浜で開業もしておらず、
いっかいのプロ講座の生徒として
日夜、腕を磨くのに
頑張っていた時期でした。
(懐かしいなぁ~)(‘ω’)ノ
そのころ、井本整体の道場は
文京区音羽に道場があった。
JRの飯田橋から池袋に向かう途上に
メトロの有楽町線の『護国寺駅』があるのだが
そこから坂を登りきった
マンションの1階に
井本整体の音羽道場があったのだ。
近くには、徳川綱吉の母:桂昌院で
有名な護国寺があった。
よくその境内で食事をしたものだ。
また、裏手にはお茶の水付属高校があり
道場の前には、大きな道路を
はさんで講談社があった。
つまり、音羽は都内の文教地区として
ハイソな環境のところだった。
そのころ、プロ講座の授業は
主として 音羽で行われていたが、、、
土曜日の午前中の授業に関してだけは
例外的に、井本先生の操法室があった
原宿、竹下通りの場所で行われていた。
さて、S救急救命医の話です。
彼は、筑波を出て医者になったらしい。
年は、自分より1つか2つ下。
井本整体の期でも後輩であった。
勉強ぶりも井本先生が
手放しでほめるほどで
優秀な生徒だった。
そんな彼と3人で、一度、
原宿で飲んだことがあった。
どんな経緯でそうなったのかは
全く覚えていない。
どの店に入ったのも覚えていないが、
セルヒオ・ラモスがたくさんいるような
※レアルマドリードのイケ面なデフェンダー
しゃれたカフェではないことは間違いない。
まぁ~3人でともかく飲んだわけだ。
「お疲れさま。乾杯!」
「(ごくっごくっ)ふ~うまい」
3人でなんやかんやとりとめのない話を
しているとS救急救命医が
目をつぶり静かにうなづいている。
鈴木の声(Sって、変わってるな~。
目をつぶって酒を飲むのか?変な癖だな)と
最初のうちはそう思っていたのだが
30分ほどしても目をつぶっている。
杯も進まないようだった。
それで彼の顔に近づいて見てみると、
彼は「寝てた」
「おい、S!」その瞬間「なんです、鈴木さん」
「疲れているのか?」
「昨晩の当直は急患さんが
たくさん来て、、、」と、
話し終わるいなや、Sは瞬間、眠りに落ちた。
再び、
「おい、S!」と起こす。その瞬間
「なんです、鈴木さん」と言って起きる。
何度やってもそうなる。
瞬間眠る→瞬間起きる
→瞬間眠る→瞬間起きる
瞬間眠る→瞬間起きる
→瞬間眠る→瞬間起きる
無限ループ。
彼に話を聞いてみると
宿直の時間には暇があると仮眠を取る。
寝れるときに寝ておかないと、言っていた。
急患が来て叩き起こされる。
すぐに覚醒し、集中力Maxの状態に
持っていき適切な処置を施す。
一歩判断を誤ると大変な事態になるそうだ。
そんな寝たり起きたり、集中力Maxが
一晩で多い時には10数回あるそうだ。
鈴木は、(医者ってすごいなぁ)と、
心底思った。
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