「足先が冷えるんです」
「両方ですか?」
「両方です」
「そう」おっしゃるので
両足の先をさわってみる。
確かに、冷たい。
「これなら冷えるでしょうね」
「そうなのです。
病院に行ったのですが
異常は無いと言われたので
妻の勧めもあり来ました」
それで、、、
足首周りから観察するが
患者さんからの反応は無い。
つまり、「要求」が無い。
「要求」が無い箇所を
いじっていると、、、
後で無用な「反応」が
出るので止める。
※美容師がサービスで
肩を揉むのと同じ。
人の体は、要求も無いのに
いじくられると後で具合が悪くなる。
足首から始まり、すね、ひざ
太ももをさっさと診て行くも
「異常感」を感じない。
(なら、股関節か?)
すると、かすかに反応がある。
(やっぱり股関節か。。。)と。
すかさず股関節の
調整に入る。
ただ、患者さんが
年配だけに、、、
若い人と、同じように
やるのは危険なので
十分、注意をする。
※いつでも注意はしているが、、、
股関節を巡る大きな筋肉である
・太もも
・太ももの裏
・脚の外側
を、股関節の角度を
変えて伸ばしたが、、、
感触はあるのだけれども
足先が暖かくなってこない。
(あれっ、、、
残るは、内ももか?)
それで、この箇所を
「ちょっと」伸ばしているだけなのに
足先が「暖かく」なってくる。
(ここだったのか、、、)
「足先が暖かくなってきましたね」
「はいっ」
要するに、この方の場合
内ももの委縮が、
足先の冷えを、
もたらしたのだと確信する。
ここまでわかれば、、、
内ももと関連する箇所を
重点的に診ていけばよいのです。
追伸
このように、、、
大ざっぱに診ていき
ポイントを絞っていくのです。
小さく診ていくと
わからなくなるので、、、
結局、
・お腹では、寒さの急所
・背中でが、胸椎4番
腰椎4番、5番に出ていました
ここだけ、やりました。
操法が終わった時
「足先が暖かくなりました」
と、おしゃっていたから、、、
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