今日は、奥山清行さんの
『フェラーリと鉄瓶、
価値あるものづくり』
を、読んでブログを書いています。
※作者の紹介
奥山清行氏は、工業デザイナー。
フェラーリなどのデザインを担当し、
現在は山形に拠点を移し、
工芸品のデザインなどを手掛けている。
彼のデザインした南部鉄器は、
海外からひっきりなしに、
注文が続いているという。
彼曰く、
「日本の職人さんは、
凄い技術をもっている。
もっとデザインを良くすれば、
さらに世界で売れるだろう」とのこと。
スマホであるのにのもかかわらず
スマホと呼ばれるカテゴリーに属さない、
唯一のスマホは「iphone」だけである。
鈴木も、「iphone4」以来のユーザーだが、、、
このマシンを変える気は
毛頭ないのです。
なぜなら、、、
「iphone」は美しすぎるからなのだ。(苦笑)
つまり、鈴木は
「iphone」に淫しているのです。。。
その前提で以下の文章を
読んで下さいね。
<フェラーリのデザインを担当しているのが、
ピニンファリーナというデザイン工房。
ピニンファリーナを創業した
バチスタ・ピニンファリーナは、
何度でもスタジオに足を運び、
クルマのデザインを
「もっとシンプルにしろ」と言い続け、
デザイナーたちは
「これ以上シンプルにしたら、
何もなくなちゃう」と頭を抱えたそうだ>
→これを読んだ時に、
一番初めに思い出したことは、、、
ある書家の話し。
師匠からは、「一」の字が
まっすぐ書けるようになれば
それなりの書家になれる。
教わったのは、「これ」だけだったとか。
<イタリアは昔から「デザインの国」と言われているが、
その半面、イタリアにはまともなデザイン学校がない>
→「教育」では、伝わらないということだろう。
ちなみに、本来、「教育」とは
ラテン語の語源によると、、、
眠っている才能を
「引き出す」の意味だったらしい。
つまり、教育者の本質とは
「教える」ことではなく、、、
「引き出す」ことなのだ。
<日本人では、コーヒーに
何も入れない人がよくいるが、、、
イタリア人はみんな砂糖をたくさんいれる。
「砂糖を入れたほうがコーヒーの味がわかる」と言う>
→ん~ん、、、
これは「わかる」気がする。
<すぐれたアイデアというものは、
もやもやした会議ではなく、
もっとリラックスしたところで湧いてくる。
そのために、クリエイティブな人たちは
それぞれに自分なりのシステムを持っていて、
効率よくアイディア出そうと努力している>
→実際に、これをやっているのは
グーグル、アマゾンだ。
日本のように就業時間で社員を縛り
会社に張り付けている現在の日本では
とてもクリエィティブな
斬新な発想は起きない。
<なぜ美しいデザインが必要なのか?
1、「美しいものは売れる」ということ。
2、「人間は本来美しいものが好きである」
ということ>
→アップル創業者のS・ジョブスは
「ここ」のところをわかっていた。
追伸
ある時、こんなことを
どこかで聞いたことがある。
「名人とは、余分なものを
剥がしていく人のことを言うのだ。
省略して、省略して
残るものが真髄なのだ。
そして、その真髄にこそ、
すべてが省略されているのだ」と。
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