操法する部屋に
その方が入ってくるのを見ていると
両腕にムヒパッチを貼り付けている。
前回、お見えになった時には
そんなことはなかった。
※そういったことは、
なぜか鈴木は、よく記憶しているのです。
「その腕、どうされたのですか?」
「実は、虫に刺されたらしいのですが、、、
うんでしまっているみたいです」
「いつからなのですか?」
化膿しているのですから
まずは化膿活点を取る。
※へそを境に化膿している箇所が
上なら腕の上腕部にあります。
下なら、内ももにあります。
この患者さんは上腕ですから
二の腕の化膿活点を取りました。
いずれもリンパ(免疫)と関係する所です。
経験上ですが、
「ここ」を取ると、
なぜかよくわからないが
化膿が引いていくところです。
まぁ~白血球が出るのでしょうね、、、。
そこらへんの理屈はわかりませんが
そのからくりはそのうち
医学で照明されるでしょう。
すると、まずます
井本整体の評価は高まるのですが、、、
それは、後の話し。
そして、体を診ていくのですが
化膿しているので
肝臓と関係するところには
何かしらの変調があるはずです。
※肝臓は全身にいきわたった血(=静脈血)を
解毒してきれいな血を心臓に運ぶ役目を担っています。
井本整体では、肝臓の異常は
おなかの右側に出るのです。
確認のために、おへその左側を診ます。
ちゃんと、そこにも硬直が出ていたので
間違いなく「肝臓」の疲れです。
原因が突き止められたので
その硬直した「肝臓」を緩める操法をします。
主として、肝臓と関係が深い
・お腹
・背中
の一点を、操法していきます。
でも、全部、するわけではありません。
最も、関係の深い箇所に絞って行うわけです。
終了後、再度、へその左側の箇所を確認して
緩んでくれば、じきにその化膿箇所は収まってきます。
ただ、いつも言うようですが
その方の体力次第で
治りの速さ遅さが出ます。
また、鈴木に対する信頼の浅深によっても
効果のほどに差が現れます。
これは、いかんともしがないです。
西洋医学でも「プラシーボ効果」が
はっきりと証明されているわけですから、、、
※信頼するドクターが処方した薬は
小麦粉であっても効果を表すのです。
追伸
でも、鈴木には
まだ仕事が残っているのです。
なぜ、肝臓に異常が出たか?を
徹底追及しておおもとの原因を探す仕事です。
この方の場合、熱中症が原因でした。
6月に入って乱高下する気温、湿度、気圧。
その変動に体が付いていくことが
出来なかったのですね。
この方は、体は敏感なために
虫さされの化膿で済んでいるのです。
でも、本当に体が鈍い方は
こんな軽い「反応」が出ないのです。
いたって「元気」そうに見えるのす。
そういった方が、涼しくなった秋口に
大事(おおごと)をやらかすのです。
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