今日のタイトル。
これは、1983年(昭和58年)公開の映画
『居酒屋兆治』での、妻役である
加藤登紀子さんのセリフなのです。
※主役は、高倉健。
昭和58年は、鈴木が高校を卒業した年。
もちろん、その頃には高倉健には
全く興味が無くて見ていません。
その後、就職して、、、
人生、生きるって結構、
思ったより難しいなぁ~と。
その頃に、ビデオで見た作品。
舞台は、函館。
高倉健は、その当時、
函館の大きな会社の人事担当。
上層部から、人員削減をするように
命じられた彼は、それができなかった。
結果、自ら、辞職をし、
モツ焼き屋を開業する。
カウンターばかりの、小さな店で
家族で食べるのが精一杯のお店。
それでも、毎日、一生懸命生きている
高倉健の奥さん役が加藤登紀子。
そんな店には、いろいろな素姓の人がやってくる。
嫌みな役を務めるのは、伊丹十三。
昔の同僚、昔の高校時代の友人
そして、昔の恋人であった大原麗子。
大原麗子は、裕福な人と結婚したのだが
今は、どうも上手くいってないらしいと聞いた
高倉健は、奥さんである加藤登紀子には
引け目を感じながらも大原麗子に魅かれていく。
それを薄々感じ始めている
加藤登紀子は、
ある時、、、
主人である高倉健に淡々とこう話す。
「人が心に思うことは誰にも止められない」
「・・・・・・」
追伸
加藤登紀子の出演依頼は
高倉健、自身によるものだった。
彼によれば、
「彼女(加藤登紀子)は、
映画の場面にいるだけでいい」
と言う理由で出演依頼したものらしい。
高倉健の母親、元妻である江利チエミ
養女である小田貴月、加藤登紀子の
写真を見比べてみると
雰囲気が似ているのに気付く。
この映画で、高倉健は
「自分は、間違っていることをしている」と
はっきり思いながらも、、、
「人生、そんな時もあるよね」と
受け止める女性が必要だったのかもしれない。
と、思った。
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