この股関節体操は
正座の形からのもの。
正式名称は
『正座からの股関節体操』
簡単に説明すると、、、
正座の形から、両手を付きながら
片脚ずつ後ろへ伸ばしていく。
そして、太ももの前面を
床に付けてストレッチする。
と、言う簡単な人体力学体操。
主として、股関節が原因で、、、
太ももが伸びにくく
なっている時に使う。
詳しい方法を知りたい方は
井本先生が、、、
この股関節体操について
詳しく解説された本が
あるので見てほしい。
以下に、リンクを貼っておく。
参照
ここからは、
この股関節体操を、、、
80代の女性に
実際に実施してみたと
想像して読んでほしい。
「正座してください」
「痛くてできません」
※太ももが硬くなっているので
正座はできません
「(奥から毛布を持ってくる)
今から、毛布をお腹の下に入れますね」
「あぁ~これは楽だ」
※人体力学体操は
このように「楽に」行えるように
設定することが大事です
「では、両手を床に付いて
上体を少し起こしてください」
「こうですか?」
「そう、いいですよ。
そこから右脚だけを
後ろに引いてください」
「左の膝が痛くなってできません」
「なら、両脚を後ろに引いてください」
「これなら痛くないわ、、、」
「そこから、右の太ももを
床に押し付けるようにしてみて下さい」
「ちょっと、痛い」
「ちょっと痛いぐらいの
手前までで結構ですよ」
「ちょっと痛いぐらいの
手前のところまでね、、、」
「右脚はそのままで
上体を起こして下さい。
すると、右脚のここが
伸びる感じはしますか?」
※実際に硬い所を
さわっています
「伸びている」
「では、立ち上がってみて下さい」
「・・・・・・」
「ちょっと歩いてみて下さい」
「あれっ、、、」
「ちょっと感じが変わりましたか?」
「ん~ん」
「・・・・・・」
「不思議だわ」
※患者さんが何か言うまで
こちらから話してはいけません
追伸
「では、この体操を
朝、昼、晩と3回行って下さい。
あぁ~そうそう
右脚が痛くなくなったら、、、
この体操はやらないようにね」
「はい、わかりました」
と、言うように、、、
基本の股関節体操からは
形がずいぶんと変わっています。
でも、「それ」でいいのです。
要するに、「硬い」のが
緩めばいいのですから。
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