一昨日、患者さんから
操法の後に、質問を受けた。
「先生、質問よろしいですか?」
「はい、何ですか。」
「実は、先週から口内炎なんです。」
「あぁ、そうですか。」と、
言いながらすかさず
その患者さんの口の周りを見る。
※口内炎は、通常、胃袋の不調を示す。
だから、口内炎が出るときには
併せて胃と関係の深い唇の周りが
切れたり腫れたりする。
確かに、唇の周りが
ざらついているように見える、
(確かに、これなら
胃袋に問題があるはずだ)
(でも、おかしいなぁ~
さっき操法で診た時には、
胃袋と関係する箇所には
異常が見あたらなかった)
・おなか
・胸椎6番
それで、聞いてみた。
「口内炎は、通常、胃の故障なんですけど、、、
さっき、診た時には胃の処には
出てなかったです」
「先生、胃じゃなくて、、、
口の中を噛んでしまうんです。
それが、炎症を起こして痛いんです」
「あぁ~、そちらの口内炎ですか?」
※このような話が行違う
ケースは非常に多いです。
特に、操法をしている最中に
「先生、痛いです」と言うから
「そんなに痛いですか?」
「痛いです」
「痛、気持ちいいじゃないですか?」
「はい、痛、気持ちいいです」
(痛いと痛、気持ちいいは全然
違うけどなぁ~)
と、言う具合にミスコミュニケーションが
発生することは多いです。
ですから誤解のないように
確認しながらやっています。
口の中を噛んで口内炎に
なるのでしたら
胸鎖乳突筋の左右差が問題です。
※先日、書いた「歯ぎしりと鎖骨」の
同じ理由によるものです。
↓
だから、鎖骨の左右差を整え
そこへ「蒸しタオル」をすれば改善します。
体操なら、上下の体操、胸鎖関節の体操が
いいと思います。
追伸
このミスコミュニケーションは多いです。
鈴木のように、井本整体を長く
勉強していると
どうしても整体の観点からでしか
物事を判断しがちです。
でも、患者さんの方々には
それまで生きてきた人生があります。
お考えもあります。
それを頭ごなしに否定して
説教しても。ねぇ~。。。
しかし、
今より若い時は、患者さんに
「××は、ダメ。整体では、、、」と
偉そうに指導していました。
でも、それではダメなのですね。
やっぱり、お互いが共感しあい
相手の要求に応えてすすめていくことが
大事なのです。
つくづく、この頃、そう思います。(´・ω・`)
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