「では、実際に実技を行いましょう」
と、言いながら、、、
15センチほどの高さの教壇から下りた時
鈴木は、無意識に教壇の右を
必ず通っていることに気付いた。
※受講している生徒さんから見れば
教壇の左側を通っていることになる。
その時、、、
(あぁ~、体の癖って
変わらないもんだなぁ~)
と、心の中で苦笑した。
ここで、そうなる理由を
若干、説明しておこう。
鈴木は、体の重心が
極端に左にあるのです。
右利きであるから、
体の重心が左にあるのは当然のこと。
左に重心がないと
右手が自由に使えないからね。
ただ、その他にも、、、
・バドミントンを20年していたから
・飲食のアルバイトを長くしていて
夜遅く食事をしていたから
と、言うのもある。
いずれにしても、、、
左の腰に負担が掛かる生活を
長年してきたのです。
※夜遅くの食事は、
左側にある胃袋に負担を掛けます。
その結果、左の腰を支えるために
左の筋肉が強ばった。
言い方を変えれば、、、
右の筋肉を強く意識することができないのです。
そんな時、体は「使い勝手」がいい方を
無意識に選ぶのです。
だから、、、
15センチほどの高さの教壇から下りた時
鈴木は、無意識に教壇の右を
必ず通っていることに気付いた、のです。
追伸
こんな時、普通は、、、
バランスよく体を使おうと
右の腰に力を入れることを考えるでしょう。
理屈的には、「そのとおり」
でも、体は、そうはいかないのです。
不得手な右腰を働かせるよりも
得意な左腰を、さらに働かせることが大事なのです。
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