通勤途上に、1匹のワン子がいる。
茶色の柴犬で、メス、
名前は「小雪」というらしい
(家族の表札欄に、追加で
書いてあったからきっとそうなのだろう)
年は、3歳もいっていないと思う。
ただ1年ぐらい前から、
乳首が6つあったのを見たから
(成犬になったということか?)
(わたしは、犬の一生にくわしくないので
見たままを書いている)
さて、今日はそんな「小雪」のはなし。
「小雪」の飼い主の家は、今はやりの三階建て。
昔、庭つきの一戸建ての跡地を無理やり
4つに分けて売りだしたから
となりの家とも50センチは離れていない
また、狭い土地に容積いっぱいに
家を立てているから庭がない
「小雪」の犬小屋は、その玄関の脇に置かれている。
その玄関は道路から、50センチぐらいのところだ
「小雪」の住む犬小屋の前を、
幅5メートルぐらいの道路が走っている。
国道の抜け道に当たるためか、
車の量も多い。
また、私鉄の駅に向かう
通学・通勤路になっているからか、
人の往来も激しい。
当然、
前も後ろもびっしりと家が建っているから、日当たりが悪い
それも1日とおして日が
当たらないのではないだろうか?
そんな状況の中で
「小雪」は、生きてきた
わたしも「小雪」がここにいるようになってから
毎日、ず~っと見てきた
3月ほど前から
毛が抜け始めた
彼女もきっと脱皮というやつだ
乳首も6つでてきた
母犬へとからだが変わってきたのだろう
1週間までは、朝のわずかな時間に
日なたぼっこしていたのだが
(この時の、「小雪」は気品あふれる犬なのだ
わたしが、声をかけても無視される・・・
その日、1日は悲しい思いをする(´・ω・`))
でも、この頃、の「小雪」はヘンだ
一昨日から、「小雪」のいるところから
日のあたるところの途中に、
粗大ごみが置かれていている
日の当たるところへ行こうにも、行けない
乗り越えていけばいいのにと思うがそうもせず
日の当たらない、となりの家との間の
わずかな窪みに横たわっている
寒そうに、からだを振るわせ、
自分がした糞のにおいをかいでいる
わたしが、「小雪」と声をかけると
いつもは無視するのに
じ~っとこちらを見つめ返す
・恐れ
・あきらめ
・無力感
・不条理
などなど
・・・・・・・(涙)
「小雪」なにを訴えてるんだ
教えて欲しい。
鈴木はとても心配しているんだよ!
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