今日は、齋藤孝さんの
『天才になる瞬間』を読んで書いています。
昨日の、モーツアルトに続く第二弾。
今回は、映画界の巨星、黒澤明。
彼を尊敬する映画監督には
以下のように錚々たる名前が並ぶ。
ルーカス、コッポラ、スピルバーグ、スコセッシ
キューブリック、ベルトリッチ、ベルイマン
鈴木がナンバーワンと推す映画である
『ゴッドファーザー』の冒頭のシーンも
黒澤明の影響を強く受けているそうだ。
この映画を作ったコッポラは
「私は、黒澤明の芸術的息子だ」と言ったとか。
そんな黒澤明は、もともと画家が
志望だったのだが、26歳の時、映画界に入った。
※この画家志望だったことが
後年、映画製作に多大な影響を与えた。
その後、当時の監督である
山本嘉次郎のもとで膨大なシナリオを書いた。
それができたのも、、、
「若いときノートを片方において
美術、文学、演劇、音楽といった
芸術に関する本を読んだ。
そこで感じたもの、感動したことを書き留めていく。
シナリオで詰まると、その大学ノートを読み、
突破口を開き、ヒントを得た」と、語っている。
追伸
監督となってからは、後世の映画監督に
多大な影響を与えてきた。
黒澤映画の大きな特徴のひとつが、
緻密なディテール描写。
これは画家による訓練の賜物だろう。
以前、絵コンテの展覧会があった時に
実際に絵コンテを見たことがあるが、
画家でも一流になれるのではないかと
思うぐらい異常な迫力があった。
つまり、黒澤明の頭の中には
膨大な情報が蓄積されていたのですね。
ここが重要ですね。。。
0から1は作れない。
参照:齋藤孝『天才になる瞬間』
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