今日は、齋藤孝さんの
『天才になる瞬間』を読んで書いています。
まずは、モーツァルト。
映画『アマデウス』の影響か
モーツァルトは、修正を施すことなく
たくさんの楽曲を作曲したと言われている。
映画では、こんな1シーンがあったのを
覚えていらっしゃる方も多いと思う。
宮廷作曲家のサリエリが、
モーツァルトの留守中に
彼の奥さんから、モーツァルトの楽譜を
見せてもらったシーンだ。
一度の修正、加筆が無いことに気付いた
サリエリは、こんな質問をした。
「この楽譜は、完成版を清書されたものなのですか?」
「いえ、違います。この楽譜はオリジナルですのよ」
「でも、修正、加筆の跡が無いですが、、、」
「主人は、頭の中で既に楽曲が
完成されているみたいで
この楽譜は、この世で1つしかない
オリジナルですの。
だから、汚さないで見て下さいね」
「、、、、、、」
ちなみに、、、
モーツァルトの才能に対する
サリエリの愛と憎しみを
「アマデウス症候群」と言うらしい。
追伸
実際は、映画と違うということが
あらゆる研究でわかったらしい。
モーツァルトは、彼以前の音楽家の作品が
膨大な情報として蓄積されていたそうだ。
つまり、、、
無からは、何も作り出すことは出きない、と言うこと。
ただ、蓄積されてきた膨大な情報を
モーツァルト流のやり方で
組み合わせを変えて、
楽曲を作りだしと言うのが本当のことらしい。
参照:齋藤孝『天才になる瞬間』
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