もう、3年前のことになるが、、、
1本の電話が道場に入った。
「井本さんが書いた本を買って
胸を上げる(胸骨体操)を、やってみた。
すると、腰の痛みが取れた。
だから、そちらへ行こうかと思う」
と、言う趣旨の電話だった。
予約当日、その男性の方が
お見えになった。
基本的な箇所を確認した。
その後、腰が楽になったと言う
胸を上げる(胸骨体操)を
やっていただいた。
すると、、、
基本的な胸骨体操とは
ずいぶん違う形であった。
失礼ながら、、、
(こんな形の胸骨体操でも
腰の痛みが改善するのか?)
と、思ったぐらいだったから。
特に、、、
指の組み方。
この胸骨体操の最大のポイントは、
この指の組み方なのだ。
井本先生もおっしゃっていたが
「この胸骨体操は、指の組み方を
見つけるのに20年掛かったのです」
と、言われるぐらい
重要なポイントなのです。
お祈りをするように、両手の指の間を
組むのではなく、、、
正式には、指の第二関節を組むのだ。
※指の第二関節は「肺臓」と関係が深い
つまり、胸骨体操は、
指の第二関節を組むことによって
「肺臓」に刺激を入れることを
最大の目的としている。
追伸
この方は、、、
指の組み方は、正確でなくても
その後の動作である、胸の中心にある
胸骨を持ち上げたことで
腰の負担が幾分、減少されたために
腰の痛みが改善された、と考えられる。
※実際に「そう」なのだから。
事実は、いつの時でも優先される。
また、藁にもすがる気持ちで
この胸骨体操を行ったから
とも言える。
それ以降、、、
鈴木が人体力学体操を
指導する際には、、、
決して「型」にはめず、
楽な範囲で行うことを
最優先にしてきた。
そして、徐々に体が緩んでから
人体力学体操の正規な形に
少しずつなるようにアドバイスしている。
関連記事
- 2019.01.24
胸椎8番の背骨が硬くなると血圧が高くなる - 2018.10.18
左側の頭痛(脇が伸びにくい場合) - 2020.02.20
花粉症対策(硬い肋骨を緩めよう) - 2020.03.10
体の中で行われている反射を利用する - 2019.01.08
電車に乗っていると眠くなる理由 - 2019.12.12
手を置いた瞬間に操法を組み立てる