先日、『7つの会議』を観た。
今回の映画の原作である
池井戸潤さんの小説は
すべて読了済みだが、、、
鈴木は、こういう
エンターティメントは好きだ。
昔は、フェリーニとか
ゴダールとかが、、、
「これが映画だ」と
思っていたが、、、(涙)
やっぱり「映画」は、、、
肩の力が抜けて、リラックスして
「ハハハ」と笑えるものが「いい」
映画の入場料を払って、
肩ひじ張ってわざわざ
「小難しい」映画を観るのは
もう、耐えられない
年齢になっている。
齢を取ると「複雑」なことに
頭は付いてゆかなくなると言うしね。。。
そういう意味では、
『7つの会議』は、
鈴木に合っている映画と
いっていいと思う。
さて、いつも通りに
予告篇を貼っておくので
まずは見て大まかなストーリーを
頭に入れて下さいね。
続いて
【スタッフ】
監督:福澤克雄
原作:池井戸潤
続いて
【キャスト】
野村萬斎:八角民夫
香川照之:北川誠
及川光博:原島万二
片岡愛之助:坂戸宣彦
朝倉あき:浜本優衣
吉田羊:淑子
世良公則:村西京助
鹿賀丈史:梨田元就
橋爪功:宮野和広
北大路欣也:徳山郁夫
この会社の親会社は、
どうみても『パナソニック』だね。
北大路欣也、扮する社長を
「御前」と呼ぶのだからね。
でも、見方を変えてみると、、、
『パナソニック』を
親会社の頂点と考えると
子会社は実際問題
親会社の意向には逆らえない。
だから、子会社の経営者たちが
親会社の社長である北大路欣也を
「御前」と呼ぶのも
あながち間違ってはいない。
ちょっと話しは変わるが、、、
ここで思い出すのが、
C・ゴーンさんのこと。
倒産寸前であった日産に
単身1人で乗り込んで
V字回復させた功績は認める。
しかし、その「やり方」は
どうだったのだろうか?と思う。
この映画でも、親会社は
経営が不振になると
子会社に対して、
かなり「えぎつない」要求を出す。
もし、鈴木がサラリーマンに
なっていたら、、、
あっという間に「心身症」に
かかっていると思う。
それほど、池井戸潤さんが描く
サラリーマンたちの生活ぶりは
見ていて気の毒になる。(涙)
・野村萬斎、香川照之は
持ち前の「アク」を
活かした演技はとてもいい。
・及川光博の、気弱な役どころも
感情移入できる。
・最もよかったのが、朝倉あき。
こんなセリフがある。
「この会社に入社して8年。
私がしてきたのは営業一課の伝票書き。
そして、誠意ない妻帯者との不倫だけ。
これじゃ~やり切れないじゃないですか。
だから、社内でのドーナツ販売を始めたのです」
鈴木は、大学卒業後
2年半だけ会社組織にいた。
と、いっても「正社員」としてではなく
「代理店研修生」としてなので
ある意味、会社に対して
帰属意識は皆無に等しい。
だから、例えば、
この朝倉あきさんに相談されたら
「その不倫相手は、初めから
あなたには興味が無いから止めろ。
伝票書きのスキルは重要だから
速く転職しろ」と、言うと思う。
鈴木にとって、会社は利用すべきもので
忠誠を尽くす場所では無いのです。
「鈴木さん、キツイですね?」
「そうですかね、、、
みんなが甘すぎるんじゃないですか?」
追伸
この頃、心がモヤモヤして
気分がすっきりしない人におススメです。
『水戸黄門』のように
最後には、必ず正義が勝つから。
やっぱり、そうでなっくちゃね!
チャオ
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