今日は、昨日の続き。
※続きものなので
事前に昨日のも読んでおいてね。
【症例2】
・80代男性。
脊椎の圧迫骨折で生じた腰痛が、
骨折治癒後も治らない。
・1年前から整形外科にかかっていた。
レントゲンで骨折が見つかり、治療を受け、
骨はくっついたが痛みは消えない。
強い鎮痛剤はもとより、
神経ブロック注射も効かない。
・レントゲンを撮影→3ヵ所もの骨折が確認
(骨粗しょう症が原因)
しかし、、、
・男性は女性に比べると骨が強い
・圧迫骨折に至るケースは極めて少ない。
・複数箇所で骨折するというのは、まずない。
それらの所見から、、、
教授は、「がんの骨転移」であると判断。
※腰痛を訴えており、前立腺がん、かと
※※骨はがんが転移を生じやすい臓器の1つで、
多くのがんが進行すると骨転移を起こす。
転移を起こした骨はもろくなり、
骨折しやすくなります。
その結果、痛みを伴うことも多い。
結果、MRIを撮影。
男性は前立腺がんからの
骨転移を起こしており、
末期であることが判明。
ここで、教授が凄いのは
「患者が『痛い』と訴える部位しか
診ていなかったのでしょう。
私はよく部下たちにも言っています。
『患部だけ診てはいけない』」
と、言っているところなのです。
追伸
鈴木も、開業して
5年ほど経った頃
肩こりがひどくて、と言う方の
付き添いで来られた方に
こんなことを言われたことがあった。
それは、、、
「先生ね、、、
あなたが整体を
一生懸命勉強してきたのは
見ていてわかるわ。
でもね、しつこい肩こりが
何度、整体に通っても
治らなかった方が
実は肺がんだったってこともあるのよ」
「・・・・・・」
それ以来、肝に銘じて
毎日の操法をしているのです。
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