昔、ジョージ秋山さんの描く漫画
『浮浪雲』を熱心に読んでいた時期がある。
簡単なあらすじは以下の通り。
『ウィキペディア』から抜粋
幕末時代の江戸・東海道の宿場町
『品川宿』で問屋を営む
「夢屋」の主人・雲は
妻・かめ、11歳の長男・新之助
8歳の長女・お花の4人暮らし。
雲は仕事そっちのけでいつも遊んでばかりで、
無類の酒好き女好きである。
この漫画は45年の間、連載された。
全1,039話
その中で忘れられない話しがある。
それは、、、
品川宿で廻船問屋を営む
2代目の若主人の話し。
彼には、先代、つまり親父から
秘中の秘と呼ばれる
ある箱を相続されていた。
「いいか、息子よ。
お前にこの箱を預ける」
「はい」
「この箱は、秘中の秘。
だから、普段は、蔵の奥に入れておけ」
「はい」
「これからお前が商いをして
にっちもさっちもいかなくなったら
初めてこの箱を開いてよい」
「はい」
「いいか、そのことを忘れるなよ」
「はい」
それから、20年経ったある時
この廻船問屋、同業者の倒産
持ち船の難破などが同時に起こり
にっちもさっちもいかなくなった。
いろいろと万全な手を尽くすが、、、
いかんともしがたく
明日にも、首をくくるばかりかとなった。
この2代目当主。
藁をもすがる思いで、、、
先代の箱を開こうと決意し、
蔵の奥にしまいこんでいた
秘中の秘と呼ばれるある箱を取り出してきた。
「親父、俺はこの箱を開けることにするよ」
追伸
箱を結んでいる紐を
震える手で慎重に外していく。
そして、箱を開くと
そこには、1枚の紙があった。
親父の字で、、、
「心配するな、何とかなる」と書いてあった。
これも、死に物狂いで努力した後での話し。
なかなか興味深い話しですね。。。
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