4年か5年前の事。
10月の日曜日に行われた
福岡セミナー前日のこと。
※この夜間講習会は、井本整体講座生のみが
参加することを許された講座。
その時、
井本先生が
「鈴木君、この方の痢症活点を
取ってみてください」と、おっしゃる。
※痢症活点、季肋骨の右側の下
肝臓のある箇所、解毒の急所
完全に不意を突かれた鈴木は、
取りあえず心を鎮めようと
持っていたノートを
ゆっくり下ろした。
そして、受け手の方に「礼」をした。
座って、その方の痢症活点を
内から外に手を流して一気に取った。
10秒後、
「違う」と、、、
先生が強い口調でおっしゃる。
「替わりなさい。
F君、やりなさい。
すると、先生はF君の上から
手を添えて上下左右している。
それが、いったりきたりと
鈴木から見れば長く感じた。
そして、あるところで
これが痢症活点の取り方だ」
その日以来、、、
ずっと考えていた。
何がまずかったのか?と。
それから4年後、、、
その答えが見つかった。
それは、
2020年1月13日(月)に行われた
自主練習会でのこと。
あるきっかけで、、、
肘の骨の上にある
穴を探しましょうと、
言うことになった。
※指先の感覚を
磨き上げましょうという練習
先生、鈴木の右手の肘に
手を当てるやいなや親指を当てた。
親指を3秒動かした後
親指の対応になっている
中指を押した。
すると、肘の箇所に圧痛点が出た。
それを親指で受けて
出てきたものを優しくなぞらえる。
あまりにも指が軽くて
表面を動かす法則性がないので
先生の手に、鈴木の気持ちが
すっかり宿るようだった。
その瞬間、
4年前のことを思い出した。
(これがまずかったのだ)
追伸
その後、先生と目が合った。
(わかったか?!)
(わかりました)と目で応えた。
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