ある女性の患者さんから
こんなことを聞かれた。
「先生、寝違いは、なぜ起こるのですか?」
「あぁ~それは、片側の胸が
下がるからですね。」
「・・・・・・」
説明が足りていないようなので
ちょっとだけ捕捉する。
しかし、この加減が難しい。
鈴木は、技術者なので
つい「専門用語」を使いがちだが、、、
相手は「そんな技術的な細かいこと」を
聞きたいわけじゃのないのだからね。
開業したての頃は
妙に「気」が入っているから、、、
やたらと説明しすぎてしまう。
すると、相手から「白けた気」が
放出されているのを感じる。
※ほんとに「白い」のですよ。。。
鈴木のこころの声
(あぁ~、やっちまった)(涙)
今、考えると、勉強したことを
誇らしげに「言いたかった」のだろう。
つまり、俺はこんなに知っているんだ、
どうだ、偉いだろう、ということ。
なんとも、情けないかぎりだ(涙)
と、いうわけで、
話しを戻すが、、、
寝違えは、何らかの理由で
片側の胸が下がると、
自動的に背中の筋肉に左右差ができる。
胸の下がりが、これ以上落ちないように
背中の筋肉で支えるからね。
そして、硬直した側が
「ある限界」を越えると
寝違いになるというわけ。
これぐらいの「説明」でも
わかってもらえただろうか?
わかってもらえたら
鈴木としては、とてもうれしいのです。
追伸
しかし、寝違えになる
「真の理由」はさまざまです。
・上体を支える骨盤の左右差
・腕の使いすぎ
・食べすぎ、飲みすぎ
・今までの偏り疲労
・ストレス
・介護、孫の世話
など、いろいろです。
だから、一次的には
落ちた片側の胸を上げれば
じきに寝違えは解消します。
でも、
これだけで解消する人もいれば
解消しない人もいる。
そういう人の場合は、
おおもとの原因を探り、
その箇所を調整することが
絶対に必要になるのです。
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