昭和、平成、令和と三つの元号を
過ごしてきた鈴木にとっては
この2、3年の季節の急激な変動に
体が全くついていかないのです。
これでは、「四季」ではなく「二季」。
「四季」がある美しい国であった日本も
今では、長い夏と長い冬に挟まれた
短い春と秋とから成り立っているようだ。
特に、今年は11月は酷かった。
11月上旬には、夏日になった。
夏日とは、1日の最高気温が25度以上になった日。
しかし、11月の中旬には、真冬日になった。
真冬日とは、1日の最高気温が0度未満。
つまり、10日で気温差が25度である。
全く、新手のジェットコースターのような
天候、気温の変動である。
そこで、それはなぜかと思い調べてみた。
三重大学大学院生物資源学研究科教授
立花義裕先生によれば、、、
・まず夏日になったのは
→日本周辺の水温が4~6度上昇している
→太平洋側を流れる黒潮(=暖流)が遅い
→日本を囲む海と空気が暖かいから
また、太平洋側を流れる黒潮(=暖流)が遅いのは?
→偏西風が遅いから
→北極の氷が溶けたため、赤道との気温差が
縮まったため、偏西風が弱まったため
反対に、真冬日になったのは
シベリアにある寒気が北風、偏西風のため南下したため。
先生によれば、真冬日になるのが
通常通りであって、夏日になるのは
異常事態であるとのこと。
これを1年を通してみると
・雨量が多く豪雨なのは?
→日本近海の海水温が高いから
→水蒸気量が多い
→雲が大きくなる
・すぐに夏になる理由は?
→シベリアの雪解けが速い
→地面の温度がすぐに上昇する
→温まった空気が偏西風に運ばれるのが早い
→短い春になる
残暑が長いのは?
→猛暑が続き、海水温が上昇
→9月、10月になっても暖かい風が吹く
→秋の入りが遅くなる
→寒気はやってくるので、短い秋となる
なんにせよ、このような世界的な気候変動は
まだ始まったばかりだそうだ。
こんな時、生き残るものは
体が大きい、強い種ではなく
順応性のある種だった。
※恐竜が絶滅したのは体が大きかったから。
反対に生き残った哺乳類は小さかったために生き残った。
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