若い女性。
「左の腰が重だるいのです」
「どこが痛いんですか?」
「この箇所が痛いんです」と、
腰の下の方を指さす。
(痛いところが、わかる時は
そんなに重症ではないなぁ~)
と、思いながら、、、
腰の痛みを訴えるのは
なぜかな?と瞬間思う。
(話しを聞いてもらいたいのかな?)
「ところで、職場は寒くないですか?」
「そうなんです。
自宅は寒くないんだけど
職場は寒いんです」
「女性は、冷えに大きな
影響を受けるから、、、
足元を温めたりする
準備は必要かもしれませんね」
「レッグウォーマーみたいなもの」
「そうですね」
「考えてみます」
なぜ、「冷え」について
聞いたかと言えば
「お腹」の「冷え」の箇所に
異常感を感じたからなのです。
※へその右下
その後、お腹を調整し
「痛い」と言っている腰をさわる。
腰の骨の際を、、
胸椎11番あたりから
両手でさらっていく。
ただ、腰に力が無いので
普通に押さえていくと
急所が沈んでしまう感じがする。
親指以外の4本指で
お腹をかなり上に抱え込み
急所を浮かせてみると
異常な箇所がよくわかる。
「ここかな?」と、言うと
「そうだ」と言う。
追伸
すると、浮かせた中で
硬い芯が「そこをやってほしい」
と、言わんばかりに
浮かび上がってくるのです。
そこを押さえずに、気を込める。
※気を込めるとは、、、
患者さんの呼吸を感じ取ると言うこと。
鈴木が置いた指に
患者さんが当て返してくる呼吸を
(わかっているよ)と、返答するように
体でちょっと押し返すのです。
じき、患者さんと
鈴木の呼吸が合ってくるのです。
そして、痛みがす~っと
取れてくるのです。
※この感覚を説明するのは
ホントに難しい
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