鈴木が、開業して間もない頃の話し。
今から、15年ほど前のこと。
道場は、今の西谷ではなく
星川の駅前ににあったころ。
ある男性の新患さんがやってきた。
年の頃は50代後半か、、、
ただ、顔にぼつぼつと
黒いしみというかいぼというか、
そんなのがたくさんあった。
とても健康そうに見えない方だった。
どんな症状の緩和が目的で
来たのかは全く覚えていない。
いつものように、鎖骨を診て、
頸を診て、頭を診た。
そして、その方のおなかを診た時に
(あっ、これが船底のおなかなのか!?
やばいなぁ~、これは)(*_*;
ちょっと説明しますね。
井本整体に入門すると
人の生き死にでとても
重要なことを習います。
これが、
「禁点」とこの「船底のおなか」
※禁点はいずれ頃合いをみて話します。
ちなみに、「船底のおなか」とは、
舟の底のように中が
ごっそりとえぐれて
皮と骨だけになっている
お腹のことを言います。
今日は、船底のおなかに
ついてだけ書きますね。
通常、こんなおなかをしている時には
診ない方がいいのです。
なぜなら、頭部の打撲でないと
こんなおなかにはならないからです。
頭部の打撲は、命とじかに直結しています。
そして、厄介なことに頭部の打撲の影響は
すぐに出てくれず、1週間後に出ます。
忘れたころです。
すると、最後にさわった鈴木が
その方の死と関係があるのではないかと、、、
それを知っているだけに
頭部打撲と関係がとても深い
頸の硬直具合と仙骨を
もう一度見返しました。
ところが、その箇所には
異常感、違和感を感じないのです。
(そんなことあるわけない)と思い
3度診ましたが、ないのです。
(すると、あれかなぁ~)
そして、お聞きしました。
鈴木「ここ最近で、
急激に痩せられましたか?」
患者さん「はい、10キロほどですかね」
(そうか、これが船底のおなかの原因か?)
追伸
こういうことも実際に
ありましたので
疑問が出たら患者さんに
聞くようにしています。
ただ、これがしゃべることができない
乳児だったらどうでしょうか?
(ん~ん、聞けないよなぁ~)
これが、井本先生にいまだに
お教えを乞う真の理由です。
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