ブログ、メルマガの読者さんから
こんなメールが届いた。
「鈴木さんが、毎日
音読している本を知りたいです」
と、、、
(けったいな人がいるなぁ~)
と、思いつつも
(これを書くことで、
ブログ1本は消化できるぞ)
と、正直、思った。
毎日、ブログを書くのは
結構キツイのです。
だから、読者さんからの
要請に渋々と、言うか
喜んで応じることにする。(苦笑)
と、言うことで、、、
月にいっぺんは、あなたに
報告する機会を持とうと考えている。
さて、おさらいになるが、、、
現在、鈴木が
音読している本は8種類。
それぞれ10分ずつだ。
まずは、、、
【日本の古典】
→『平家物語』
壇ノ浦で平家が滅び
源頼朝と義経の兄弟間が
ぎくしゃくしてくるところ。
もとは、と言えば、、、
義経の不用意な一言で
梶原氏に面前で恥をかかせた。
その結果、彼は源頼朝に讒言。
兄弟間で、骨肉の争いにつながった。
言葉には、改めて
気を付けるべきだと思った。
【中国の古典】
→『文心ちょう龍』
※「ちょう」の字が出てこない
5世紀の末、南斉の末期に
成立したと推測される。
中国文学史上で有数の体系的
なおかつ総合的な
文学理論の書として評価される。
「いい文章」とは?
何かを定義したもの。
まぁ~、今風に言えば
「文章教室」と言うことになろう。
漢字の国だから「韻」について
細かい言及があるのは新発見。
【世界の哲学】
→『キケロ』
英語読みでは「シセロ」と読む。
名文家、法律家として名高い。
論理展開に全くの隙が無い。
いつも思うのだが、、、
昔の人の方が「優秀」だと
常々思うのだ。
【世界名作】
→『魅せられたる魂5巻』
全10巻のうちの半分まで来た。
女主人公のアンネットの
性格の強さが凄まじい。
さすが、ジャンヌダルクを
生んだお国柄だと思う。
フランス人は、ちょっと違うね。
→『魔の山』
音読を始めて9か月経過。
とにかく、作家のトーマス・マンの
筆力と根気強さには圧倒される。
→『検察官』
18世紀初頭の劇だが、、、
現在でも十分通用する内容だ。
→『居酒屋』
毎日のことを淡々と描いていく文章。
作家の感想とかを書かないで
描写だけで物語が進んでいく。
→『アラビアンナイト2巻』
千一夜物語としても有名。
全18巻ある長い長いお話し。
ヨーロッパ、アメリカと違って
イスラム圏の物語は
奇想天外なものが多いようだ。
とても、おもしろい。
追伸
もっぱら音読しているものは
「古典」と呼ばれるものだ。
音読する前は、古典は、
どんなもんかな?、と思っていた。
ところが、今まで音読してきた古典は
すべてが面白いのです。
まぁ~音読しなくても
1度ぐらいは古典に
目を通されることを強くお勧めする。
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