(鈴木が)道場がある商店街を
歩いていると、、、
時たま、、、
お年寄りが、荷物を
地面に置いて休んでいる。
そして、
腰の上あたりを「トントン」と
叩いている姿を
見かけることがある。
その後、再び、
荷物をしょって歩き始める。
叩くことで、、、
その箇所の硬直が
緩むためである。
だから、叩いた後は
再び歩き始めることができる。
鈴木が見ていると
たいてい、その箇所は
・胸椎11番
・胸椎12番
・腰椎1番
そして、叩く箇所は、
決まって、太い筋肉の箇所だ。
※間違っても、背骨の際や
外側を叩いている人はいない
整体の理解が無くても
人は無意識に、、、
体が強ばって、辛い箇所に
手がいくようになっているのです。
「鈴木さん、それなら
整体が果たすべく役割は何ですか?」
「このお年寄りのように
自分が辛いと思う箇所へ
自然に手が伸びていくように
自分の体の異常感を感じる
敏感な体を養成することなのです」
「敏感な体?」
「そう。。。
体の中の違和感を感じて
それを感じる体。
そして、、、
その箇所を叩いたりして
自分で調整する力を
身に付けることができる体」
追伸
このように、、、
お年寄りは、骨盤が下がったために
どうしても、人体力学上
腰の上あたりが硬直するのです。
だから、歩いたりすると
腰より上の部分が硬直するのです。
それで、緩めるために
その箇所を叩くのですね。。。
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