こんな記事を目にした。
<狙って(ホームラン868本を)
打ったことはない。
ボールとバットの芯を結べば
勝手に飛んでいくのだから>
(読売新聞 10/3(木) 13面)
この記事を読んだ時
瞬間、思ったことは
次の2つなのです。
1つめ
(王さん、体の調子が
思わしくないのか?)と。
王さん、今まで、
こんなことを言ったことはない。
なぜ、今になって
ホームランを打つ
極意を語ったのか、、、
その心境の変化は
ちょっと危ういのでは、、、)
人は、本人が気付かなくても
周りの人から見ると
本人が言うことで
その人となりが
わかることが多いのです。
2つめ
これはあくまで
技術的なこと。
ホームランを打つ極意を
そのまま「整体」に活かせないか?
と、いう側面。
<ボールとバットの芯を結べば
勝手に飛んでいくのだから>
と、王さんは言う。
つまり、、、
ボールとバットの芯を結べば
最大限の「パワー」を
引き出せる、ということ。
※だから、ボールが飛ぶ
ここで鈴木は考える。
(これを整体の操法で
置き換えるとしたら、、、)
「鈴木さん、野球は野球。
整体は整体でしょ?」
「確かにそうかもしれない。
それは認める。
でも、野球で言うボールは
常に動いている。
それって、「硬結の頭」と
似てはいませんか?ということ。
※「硬結の頭」は
ゆらゆらと動いている。
その「硬結の頭」を
捉えることこそが
整体では最も重要なこと。
つまり、言い方を変えれば、、、
王さんが言う
「ボール」は、「硬結の頭」といっしょ
「バット」は、「拇指」といっしょ
と、仮定すれば、、、
硬結の芯と、拇指の芯を結ぶと
最大限の効果が得られる
と、言っても過言ではない。
追伸
そこで王さんが、
ホームランをたくさん
打てるようになるまでの
過程を追うと、、、
荒川コーチのもとで
日本刀を振る訓練を
していたことに突き当たる。
※日本刀は、
刃筋を立てないと
切れないらしい。
鈴木はやったことはないので
あくまで知識でのこと。
刃物は両手では使えない。
それは、我々が使う
包丁でも同じこと。
両手を使って
包丁を使う人はいない。
つまり、刃筋を立てるためには
片腕で行う、ということ。
これを整体に置き換えると
「片手で取る」と
いうことになる。
と、いう具合に、、、
整体とは全く違う分野から
手がかりを引っ張り出し
整体に「当てはめる」ことは
非情に勉強になるのです。
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