今日の話しは、「たった一言」で
気分が変わる、という話し。
その日、鈴木は、調子が悪かった。
朝、起きてから、しばらくたっても
どうも「気分」が乗らないのです。
通常は、起床から1時間ぐらいは
誰でも、調子が上がらないものですが、、、
その理由は、
※寝ている時に支配している
副交感神経から
起きている時に支配している
交感神経への伝達に
1時間ほどかかるからなのです。
そういうことを知識としては
知っているので、、、
(1時間はダメじゃろ)と。
でも、その日は、
2時間経過してもダメでした。
2、3日前から風邪気味と
いうこともあったのでしょうが、、、
(こりゃ~あかんなぁ~)と。
また、この日は、週に2度
整体を勉強に行く水曜日。
気分が乗らない自分を、
あやしながら道場(千駄ヶ谷)へと
向かいました。
駅を降りて、広い地下街を歩く。
足取りが重いのを感じる。
(こういう時に、
地下を歩くのは嫌ですね)
気持ちがふさぐばかり。(トホホ)
階段を上り、道場まで
あと2分ほどのところまで来ました。
そこは、高級マンションの入口でした。
そこへ、天使が向こうから
やってきたのです。おごそかにね。
「天使ですか?」
「私には、そう見えたんです」
年の頃は、3歳ぐらいか?
子どもがいない鈴木には
正直わからない。
その子を見た時に、
(髪型がキューピー人形みたいで
かわいいなぁ~)と、瞬間、思いました。
そこへ、いきなり
鈴木の顔を直視する、
強いやさしい眼光で
「こんにちは」
(この坊やが、、、こんにちは?)
完全に虚を突かれました。
しどろもどろにながらも
「こんにちは」と返す鈴木。
彼は、私の返答、驚愕するさまも
織り込み済みなのか、、、
さも、当たり前のように
去っていきました。悠然と。
追伸
その後、鈴木は、がぜん
「やる気」モードになりました。
キューピー人形の一言で
「何か」が変わったのでしょうね。
虚を突かれて
生命に喝が入ったのでしょう。
それにしても
恐るべし3才坊や、、、(苦笑)
でも、大人を、
からかっているだけかも
しれませんがね。。。
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