お体を拝見すると、、、
右の鎖骨の内側が下がっているのが顕著。
これが下がったために
右の親指と関係が深い頸椎7番が
右に引っ張られたのだと想定する。
その後、、、
その想定が正しいかどうかの
確認作業に入る。
頸椎7番付近を観察する。
頸椎7番が親指と関係が深いのは
基本なのだが、そうでない場合も多い。
頸椎7番に近い頸椎6番寄りなのか?
頸椎7番に近い胸椎1番寄りなのか?
学問で行うと迷うところだが
経験に裏打ちされた
「指」の繊細な感覚は
学問(=知識)を凌駕するのです。
指で探っていると、、、
人は急所に当たると、
瞬間、息を詰めるのです。
(あぁ~ここか)と確信して
後は調整するだけなのです。
ただ、この感覚を説明するのは難しい。
微細な指先の感覚と、
ふれる速度が重要になってくるからです。
ちょっと話しはそれるが、、、
人は生きている限り
「呼吸」をしているので
その「呼吸」を無視した操法はありえない。
丁寧にゆっくりやれば「いい」のではなく
その方の呼吸に合った速度で
丁寧に診ていくとよくわかります。
つまり、一番重要なことは、、、
相手の呼吸に合っているかどうか?
追伸
患者さんの体の具合が悪ければ悪いほど
「呼吸」は速くなるのが基本的です。
体調が悪くて「呼吸」が
ゆったりとしているのはおかしいでしょ。
だから、重篤な人ほど
操法者である鈴木の速度は速くなるのです。
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