今日は、整体の修業(5)
以下、「」は、、、
塩野米松さんの著書
『失われた手仕事の思想』から
引用しています。
「職人の進歩は徐々には出ない。
一気にある段階を踏み上がる」
これを書いていたら、、、
14年前の頃の話しを思い出しました。
それは、、、
井本整体特別講座に毎回
参加されていたLさんのこと。
Lさん「鈴木さん、あの体操教えてください」
鈴木「あっ、、、はい」
と、言うのも、、、
このLさん、長い間、
鈴木には何も聞いてこなかったのです。
体操を指導したところ
「鈴木さんの教え方は
わかりやすいね」と、、、
なぜか、「好意的」なものを感じました。
その後、話しの中で
「鈴木さんが、井本整体認定指導者に
なったばかりの頃は、話しばかり多かったね」
と、言われました。
「でも、この頃は、そんなこともなくなった」
「そうですか」
今、考えてみると、、、
入門して6年目に
井本整体認定指導者を拝名したものの
「実力」が乏しかったのでしょう。
だから、「実技」を見せずに
しゃべってばかりいたのでしょうね。(涙)
追伸
このように、、、
「職人の進歩は徐々には出ない。
一気にある段階を踏み上がる」
とは、こういう事を言うのです。
人は、見ていないようで
「よく」見ているのです。
このLさん、9年の間
鈴木をウオッチしていたのですね。
日頃、よく接している人よりは
たまに接している人の方が
「上達ぶり」が際だって浮かび上がるのでしょう。
そのLさんのひと言は、、、
鈴木が今まで行ってきた修業が
間違っていないことを証明するもので
とてつもない「自信」に繋がりました。
参照:『失われた手仕事の思想』
著者:塩野米松さん
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