夜、自宅で整理整頓していた。
すると、、、
B5のリーズリーフ1枚に
メモ代わりに書かれた資料が出てきた。
日付を見ると、2000/1/21(金)朝日新聞。
その頃は、、、
井本整体入門時から3年あまりのこと。
きっと、整体が速く上手くなりたくて
様々な本を読んでいたのだろう。
当時の鈴木は、完全に頭でっかちのタイプ。
理屈がわからないと
一歩も先に進めなかった。
でも、今では、、、
後輩に「あんまり考えるな」と偉そうに言い
「頭を鍛えるより、人体力学体操を
毎日して体を整えた方が
整体は速く上手くなるよ」と言っている。
ん~ん、、、申し訳ない(涙)
さて、、、
そのメモにはこう書かれていた。
・これまでは技の記憶は、大脳でと
思われていたが、そうではなくて
小脳だということがわかった
・小脳には、はじめ大量の情報が
送られてくるから、広い範囲で
これに対応しようとするが
やがて狭い特定の領域が
『正解』を覚えるようになる。
やがて、意識しなくても
うまく操作できるようになるのは
このように小脳だけで
対応するようになるからだ。
・小脳は、体の平衡を保ち
筋肉を調節するなど
運動に深く関わっている。
正直、これを20年ぶりに読んで
「いいこと」書いているなと思った。
追伸
これを書いていたら、、、
その頃、井本先生に
こんな質問をしたことを思い出した。
「先生、人間は2本脚になってから
いいこともあったけれど
その弊害として、様々なトラブルが
増えたのでしょうか?」
「鈴木君、それは、とてもいい質問だね。」
と、ニコニコして答えて頂いた。
今になって、この先生の応対を考えると
「2本脚」と「小脳」の関係は
思ったより複雑、深いものがあるようです。
ちなみに、、、
井本整体の頭部の技術は
ほぼ100%、小脳にアプローチ
したものであると、補足しておきます。
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