今日のブログは、
昨日のブログ
『人体力学体操は
「楽」にやりましょう』の続き。
「鈴木さん、重ね重ねの体操は
どうするの?
この体操をすると苦しいばかりで
効果のほどがわからない?」
※重ね重ねの体操とは、
肩甲骨の下の箇所を
動かす体操
この箇所は、本来「自由」に
動かなければならない。
なぜなら、関節が無いから。
ちなみに、この箇所が強ばると
肩甲骨の可動域が狭まり
その結果、腕、肘、手に
症状が出やすい。
また、首から上の問題
頭痛、耳鳴り、めまい
のどの詰まり、視力低下
鼻のトラブル、肩こりなど
と、深く関係する
要するに、この箇所が
自由に動くようになると
とても「楽に」
生活できますよ、と言うこと。
「では、いつもやっているのを
見せてください」
「こうです」
「手順は、間違っていません。
でも、あなたの場合
腕を挙上すると、肩が強ばるでしょ。
強ばってしまうと
肩甲骨の下の所の意識が消えてしまう。
肝心の部分が伸びずに
キツイ感じだけが残ってしまう。
結果、やった気にならないのですね」
「・・・・・・」
「腕を挙上しないで
肘を曲げてください」
「はいっ」
「肩は楽だと思いますけど
どうですか?」
「楽です」
「なら、そこから、
体操をすればいいのですよ」
「でも、これって本来の手順とは
違いますよね」
「そうですね。
でも、あなたの場合、
腕を挙上すると肩が強ばるから
初めから形を作った方がいいです」
「それで、いいんですか?」
「それで、いいんです」
「これなら、簡単だし
家に帰ってもやれますね」
「そう。人体力学体操は楽に行う。
すると、ポイントだけを
ストレッチすることができる。
伸ばせば、後あと
そのポイントが緩んでくるのです」
追伸
つまり、人体力学体操の要点は
伸ばしたいポイントだけを
イメージさせることに尽きるのです。
そのために、
人体力学体操を指導する者は
人体力学体操スタート時には
全身の力を極力、「抜く」ことに
神経を注ぐことが
重要になってくるのです。
- 上肢(腕、手、肘、指), 人体力学体操, 呼吸器, 整体よもやま話, 消化器, 目, 肩こり, 頭痛, 顎関節症
- 人体力学体操、重ね重ねの体操、楽、肩甲骨、可動、腕、肩
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