患者さんは、70代の女性。
鈴木のところには
近所の友人の紹介でお見えになった。
「右の腰が痛い」と言って来たのだが、、、
初めて診た時に気になることがあった。
と、いうのも寒くないのに
右手首にサポーターを巻いていたからだ。
※初診は3月
鈴木「あれっ、そのサポーター
どうされたんですか?」
患者さん「あっ、これですか。
以前、手首を骨折して手術して繋いだのですが、、、
うまく付かなかったのか
それからず~っと痛いんです」
鈴木「どんな時、痛いんですか?」
患者さん「風が当たると痛いんです」
鈴木「それは難儀ですね」
患者さん「そうですね」
すぐに手首を診せてもらった。
折れた右手首は、正常の左手首と比べると
太く、硬く、盛り上がっていた。
話しによると、
うまくくっ付かなかったので
ビスを3~4本入れて固定したらしい。
どうも、そのビスを除けてから
調子が悪いとか言っていた。
(うまく繋がっていないみたいだなぁ~)
でも、鈴木は、医者ではないので
ドクターの悪口は言えない。
鈴木「ここ、ちょっと緩めておきますね」
と、言いながら
折れた箇所の上の筋肉と
その箇所を緩めた。
始め「痛い、痛い」としきりに
言っておられたが
じきに「気持ちがいい」と、、、
それからも来院のたびに
3度やっておいた。
4度めに来た時には
そのサポーターが無くなっていた。
(痛くなったんだなぁ~)と。
聞いてみた。
鈴木「手首その後どうですか?
サポート―も付けていないようですね」
患者さん「おかげさまでクーラーに当たっても
痛くなくなりました」
追伸
昔、捻じったねんざの後や
今回のような骨折後に強ばったままの筋肉でも
「時間が経っていて無理かな」と思っても
実際にやってみると
その箇所は緩み、痛みが軽減するようだ。
このへんが「生命あるもの」は
機械と違うところなのだと改めて思った。
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