日頃、食べすぎの患者さんに
決まって言うことがある
「○○さん、いまどき
鳥目の人はいないですよね?」
「そうですね」
「だったら、ちょっと食べる量を
減らしても大丈夫ですよね?!」
「まぁ~そうですね
(伏し目がちになる)」
どの年齢かはわからないが
ある年齢を境に
「鳥目(とりめ)って、
何ですか?」
という、まなざしを
向けてくることがある
試すとかじゃなく
ホントに「鳥目」???
わからないわ初めて聞くコトバだ
「先生、何ですか『鳥目』って?」
どうやら「鳥目」はある年代からは
完全に”死語”扱いなのである
(当然、かっけもそうである)
わたしは考えた
この境はなんだろうかと?
ひらめいた
『コンビニ』の誕生を
堺にしているようだ
※ちなみにコンビニが生まれたのは
セブン-イレブン 1974/5 豊洲(東京)
ファミリーマート 1973/9 狭山(埼玉)
ローソン 1975/6 豊中(大阪府)
コンビニの誕生により
「おなかがすいたら」
いつでも「食べれる」ようになった
また、正月が実質なくなった
わたしがこどもの頃は
正月は元旦から三が日はいっせいに
店が閉まっていた
いつもにぎやかな商店街は、
シ~ンとなり
子供ごころに”あぁ~、
お正月だ”と、思ったものだが
コンビニのおかげで
正月の風情がなくなった
それにつれて日本も変わってきた
昔は、
・お寿司は、桶で家に
届けられるもので
誰かが亡くなった法事の席で
食べるものだった
・骨付きの唐揚げは、
クリスマスに食べるものだった
・ケーキは、何かのお祝いで
出されるものであった
(ウチが貧乏なのではないのですよ。)
しかし、今では
・お寿司は、毎日食べようと
思えば食べれる
・唐揚げなんかは、
下手すりゃ毎日食卓にのぼる
・ケーキは、コンビニに行けば
おいしそうなものが
次から次へと並べられる
⇒ 現在では、毎日が
「法事」「クリスマス」
「イベント」なのだよ
365日、毎日宴会料理を
食べてるものなんだよ
これじゃ~「鳥目」に
なんかなりっこないんです
注:鳥目
あるビタミン、栄養素の減少により
夜になると目が見えなくなること
こどものころ、夜になって町を
ヨタヨタ歩いているオジさんを見たら、
親が「あのオジさん鳥目なんだよ」と、
言っていたのを記憶している。
でも、今そんな人はいない。
時代が変わりました。
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