今年に入って「ギックリ腰」で
お見えになる患者さんが多い。
それも、腰椎2番のギックリ腰。
※左右に体を傾けると
痛いのが特徴のギックリ腰。
ところで、腰には、5つ骨がある。
胸の骨と違い上体を支えるために
胸の骨(=胸椎)よりも
いく分頑丈にできている。
それと、体を捻じるために
肋骨があると邪魔なので
胸椎と違い肋骨が無いのが特徴。
肋骨は、胸の背骨からぐるっと
体を半周して前面の胸の骨(=胸骨)に
くっ付いているのです。
動いて欲しくないので
カゴみたいになって体を
保護しているのでしょう。
そして、そのカゴの中に
肺臓、心臓、胃袋、膵臓、脾臓など
最重要な臓器が配置されています。
だから、ギックリ胸というのは
聞かないでしょ。(苦笑)
反対に、考えれば、
「動く」ようにできている
腰の骨だからこそ
予期できない方に、
変な風に動いてギックリ腰に
なるのかもしれない。が、、、
それで、腰椎2番は、
体の左右の動きを
担当する骨です。
所管している臓器は、
主として大腸。
つまり、腰椎2番のギックリ腰は
ずばり「食べすぎの腰痛」なのです。
昨年の暮れから始まった
忘年会、クリスマス、年始、新年会など
「食べる」「飲む」の連続。
これで、大腸が
疲れていない人はいないです。
他にも、サプリメント、漢方薬を
定期的に服用されている方も
いらっしゃるしね、、、
サプリメント、漢方薬も
はっきり言って、
「薬」といっしょですよ。
現代は、「消化器」
受難の時代です。(涙)
しかし、同じ条件なのに
腰椎2番のギックリ腰になる人と
ならない人がいます。
なぜなのか?
それは、「お腹」に力が
あるかどうか?なのです。
「お腹」に力がある人は
ギックリ腰にはなりません。
すると、決まって
「鈴木さん、腹筋ですか?」と
聞かれますが、腹筋ではありません。
「呼吸の力」なのですが、、、
実は、呼吸のしかたに
問題があるのです。
「よく、わからないなぁ~」
「ギックリ腰になる時というのは
動作と呼吸のタイミングが
ずれた時に発症しやすい。
人間は、
息を吸う時=体が緊張
息を吐く時=体が弛緩
つまり、「息を吸いながら」
動作をする癖を付けると
ギックリ腰になりにくい体になります。
また、こんな時にも
ギックリ腰になりやすい。
・重そうだと思って気合を入れた。
いざ持ち上げたら軽かった
・孫を抱っこしたが突然動いた
・夜中、足下が見えない時に
階段を下りて行った時に、
予想と反して階段がその先無かった
こういうイメージとのギャップが
ある時にギックリ腰にもなりやすいのです。
とっさに「息を吸う」ことが
できないからですね。
それは、「お腹」に
力がないもんだから、、、
瞬間に、いきんで力をいれて
息を吸うことができないからです。
追伸
「お腹」に力がないケースで多いのは
・産後
だから、産後、腰が痛いという人は多い
・臓器を除けた時(盲腸、子宮、卵巣など)
これも多い。無駄な臓器は無いと、いうこと
・ストレス
現在は、このケースが一番多いです。
ストレスがかかると
上腹部→硬直
下腹部→弛緩
そのため、腰が痛くなるのです。
だから、ギックリ腰が常習犯の方は
発症する前の生活を振り返ってみられると
その原因がわかると思います。
そして、そのおおもとの原因を取り除かないと
ギックリ腰にならない体にはなりません。
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